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いいことばですね。まったく同感。サッカーのドイツ人コーチ、クラマ―さんの
ことばである。日本人サッカーの恩人。 「サッカーは子どもをおとなにし、おとなを紳士にする。そして紳士は 自分でやるべきことは何かを知って自分で努力する。」 しかし、これはサッカーだけに当てはまることばでもないし、 人が熱中する対象がスポーツであれ、芸術であれ、すべての分野に当てはまるような気がしてならない。 ジーコ監督は、「前の監督の考えは違ったかもしれない。でも、 いいタレントがそろわなければ、どんな戦術も使いものにならない。」と言った。 これは一人一人の考えがしっかりしてること、 そして自分のやるべきことをちゃんと知っていること、 が前提条件であると言っていることだし、 大人でなければ人生の旅路において勝利者になるなど絵に書いたモチである。 規律で縛ったトルシェ前監督では、勝利などはじめから無理であったことは 実をもって証明済みである。 たとえ勝利をもぎ取ったとしても、それは人生の旅路の中途での中途半端な勝利である。 「何も教えない」ジーコ監督は、守備の連係を細かく確認したという。 「長年、日本をみてきた自分だから、正しいと思う哲学がある。」 と言い、選手に自立心を植えつけるために 黙して言わずを貫き通したその姿勢は、実にすばらしい。 教えられることに慣れて育つ日本人に必要なことは、 まさにこれである。 もうひとつ加えたい。 それを自分のものにして消化した選手の努力を称えない。 ドイツでW杯目指してがんばってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月10日 15時15分09秒
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