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カテゴリ:絵画(静物)
昨日、森の図書館で借りた「Perfect Master Dessin/パーフェクトマスター・デッサン・静物ー質感表現の描き方」(国政一真著/誠文堂新光社) の本を手にとって、ぱらぱらと読んでいた。静物デッサンの上級編といってもいいかもしれない。 第一章は、基本編で、基礎的な知識を、そして、第二章は、実践編で、「カメラ」「ゴイサギ」「レモン」「ハンバーガー」「フランス人形」等、興味のあるモチーフで、着手からプロセスを追って、たくさんの写真で、要点を、詳細に教授してくれる。 たとえば、「黒色を明るめに、明るい色はすこし暗めに描くのがセオリーだ」、「レタリング作業は、必ず枠をつけるのが、失敗しないコツだ」「鳥を描くときは、くちばしと脚が命だ」とか・・・。 また、「うまく描くコツは、日々の観察とよく見える部分と見えにくい部分を極端に描くことです」、そして、「光をうまくコントロールできれば表現のはばが広がります」とあった。 読むだけでは、駄目、描くことしか、道は開けない。しかし、「カメラ」「ゴイサギ」は、あまりに時間が、かかりそうなモチーフなので、光の効果を学ぶためのモチーフとして、まず、「レモン」 を選んでみて、描いたのが、上の鉛筆精密デッサンである。 あとがきに国政氏は書く。本当に大切なものは、技術向上だけではない。「何に感動し、何を表現しようとしているか?」なのだと、そしてそれが人にしっかりとつたわることが大切なのだと。自分しか描けない何かを見つける旅は、まだまだ続きそうである。 スキャン0004 posted by (C)nextpeak 下のスケッチは、教本に掲載されていたもので、私が描いたものではないので、あしからず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.02.05 19:03:12
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