宿主がチョット参っている。初見だと思っていたドン・ジョヴァンニ（2022/12/22ブログ 観劇は12/11）、実は2回目だった。しかも新国立で。初めて観たのは2019/5/19(ブログは2019/5/30付け)。奇しくもその時も相方が不都合になり宿主の単独観劇。
最初の観劇記憶が全くなかったのは何故なのか？ブログを見直して気付いたことがある。3年前の観劇では、筋を追っていない。あるいは筋より楽曲構造・演奏に関心が寄っている。そして、本格オペラを初めて観た、その感想・オペラ考に関心が向いている。そようなのでしてモーツァルトの音楽の精緻な多重構造に触れている。今宿主が抱いているモーツァルトの音楽やオペラ全般に関して抱いているイメージは、このときに大いに充実したもののようである。そのとき上演されていたドンファン物語の内容は、得られた音楽全般とモーツァルト音楽への洞察、オペラ考などに比べ文字通り記憶に残らないようなたわいも無い話だったのであろう。
ネコは人とは話せなくとも記憶は明晰、と自負している寄生猫たるニャンスケ輩としては、チョイと汗顔の至りである。
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