スペインの音楽
スペインの音楽が好きで、スペインを目指してやってきたのですが、意識せずに触れるいろいろな情報によると、実はスペインの作曲家とはいっても、カタロニア人だったということがよくあります。有名なところではアルベニス、グラナドス、モンポウ、カザルス、アリシア・デ・ラローチャ、ギターではソル、リョベート、プジョール... だからどうしたというわけではありませんが、音楽は昨日今日でできるものではなく、長い時の流れの中で、受け継がれて、洗練されて、今あるものなのだということを感じます。 去年の暮れ散歩がてらに、隣の県まちリェリダへ行きました。タラゴナからはバスで2時間くらいです。散策をしていると、「エンリケ・グラナドス」と書かれた石の大きなプレートを見かけました。そのときこの町は彼が生まれた町だということがわかりました。いつも弾いていたスペイン舞曲の作者がこの町の出身であることを知って、遠い国の音楽であったものをとても身近に感じることができました。 リェリダのまち、全景。著名な音楽家が生まれると、その町には必ずその名を冠した素晴らしいホールや音楽学校が作られます。