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カテゴリ:映画&TV・・ま、や、ら行
この映画一体何度観たことでしょう! ストーリーを知ってるのに何度泣いたでしょう! 私にとって「ラスト・オブ・モヒカン」はとても心に残る良い映画です。 ただし、万人向けの映画でないことは 数々の酷評レビューで承知です。 舞台は北アメリカ 時代は1757年。折りしも仏軍と英軍の闘いの真っ最中。 二人の美しい姉妹に、一人のネイティブ・アメリカン「マグア」の裏切り行為によって絶体絶命の危機が訪れます。 そこへ助けにはいったのが三人のモヒカン族、長の「チンガチュック」と息子「ウンカス」そして幼い頃両親をなくし、チンガチュックの息子として育てられた主人公「ホークアイ」。 この映画は白人VSネイティブアメリカン、仏軍VS英軍、それにネイティブアメリカン同士の戦いがあります。 ーネイティブアメリカン・・・弱者であり歴史から消されていった「モヒカン族」の悲劇はとても心が痛かったー 冒頭の森を主人公が駆け巡るシーンは さすが英国アカデミー賞「撮影賞」を受賞したこともあって 音楽と共にとてもすばらしいものです。 ただ、残虐シーン、虐殺が多々があるのも事実です。 一番悪いやつは、もちろん「白人」なのです。 でも、踊らされ巻き込まれたネイティブ・アメリカンも 応戦で罪の無い人々を残虐に抹殺していきます。 ーなんて哀しい・・実際にこういうことが行われていたんですよねー 姉妹にも幾たびも危機が・・・ 危機が迫ると「バイオリンの音楽」とともにホークアイをはじめとするモヒカン一族が走って、それこそ走って助けに来てくれるのです。 このシーン何時観てもツボです。 やがて主人公と姉妹の姉コーラが恋に落ちました。 姉を演じるのは「マデリーン・ストー」本当に彼女は美しかった! 彼らに言葉は必要でなかった。 主人公とコーラはただ見つめ合いました。 主人公が静かにコーラの手を引き初めて愛を交わす夜・・ 主人公の弟のウンカスは寡黙です。 口数も少なく、笑顔もありません。 が、コーラの妹がマグアに連れ去られた時には ウンカスは彼女のために、一番に崖を駆け上がり、圧倒的に強いマグアに挑みます。 ここからのシーンはもう誰のセリフもありません。 激しく戦うマグアとウンカス。 ナイフと斧がぶつかり、ついにウンカスは倒されます。 最後にウンカスと妹は目と目で愛を語り合います。 このシーンでいかにウンカスと妹がお互い思いを抱いていたかがわかります。 ウンカスは崖にから転落、強い意志を持って彼女も後を追いました。 ー私はいつもこのシーンは涙なしには観ることが出来ないー この映画はホークアイとコーラのロマンスにスポットが当てられていますが 彼らのそれぞれの弟と妹の悲恋も垣間見ることが出来ます。 歴史の重み、哀しさと切なさを感じる映画ですが、北アメリカの美しい森や山々がいつもそこには存在します。 すとーりー 1757年アメリカ。イギリスやフランスが対立する植民地戦争のさなか、英国軍人の娘コーラ(マデリーン・ストウ)は敵に襲われたところをネイティヴ・アメリカンのモヒカン族に救われた。その中のモヒカン族に育てられた白人「ホークアイ」(ダニエル・デイ・ルイス)とコーラは、やがて激しい恋に落ちていき…。 ちぇっく ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説『モヒカン族の最後』を映画化。 独立前夜のアメリカを舞台に、英軍大佐令嬢と、モヒカン族酋長の息子との愛を描く。 「ジェリコ・マイル/獄中のランナー」などという傑作TVムービーを監督しているにも関わらず、どうしても映像だけの作家と受け止められがちなM・マンが、ダイナミックかつドラマチックに作り上げたアクション・ロマンの快作。 主人公には技巧演技派D・デイ=ルイスが扮し、長髪をなびかせ森林を疾走するシーンを筆頭に、従来のイメージを払拭する活動的なキャラクターを見せる。 美しいM・ストーのクラシカルなヒロインぶりも見どころだ。 監督: マイケル・マン 製作: マイケル・マン ハント・ロウリー 製作総指揮: ジェームズ・G・ロビンソン 原作: ジェームズ・フェニモア・クーパー 脚本: マイケル・マン クリストファー・クロウ 撮影: ダンテ・スピノッティ 音楽: トレヴァー・ジョーンズ ランディ・エデルマン キャスト ダニエル・デイ=ルイス マデリーン・ストー ジョディ・メイ ラッセル・ミーンズ スティーヴン・ウェディントン エリック・シュウェイグ ピート・ポスルスウェイト パトリス・シェロー ウェス・ステューディ コルム・ミーニイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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