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早朝に舞子の父親の車で、私は一人「野辺地駅」に向かいました。
雪は降り続いています。 自動車学校で習ったように、控えめのスピードでポンピングブレーキを多用して… 周りの車の運転手に取ったら、「邪魔な初心者」にしか思えなかったでしょうが、私の緊張はトップギアのままです。 ちょうど国道279号線から「石油備蓄基地」にいく道路との三叉路のところのカーブ…そのカーブの先には踏切があるところでした。 スピードを出してないにもかかわらず…ちょっとブレーキを踏んでもそのままスリップ…曲がらず直進して、「あ、ぶつかる!」 ガードレールが目の前に迫ってきたのです。 ギュッと目をつぶると、なぜか目前で車は停まりました。 「よかった…」私は口に出して言ったと思います。 踏切のちょと先に…少し広いところがありました。 そこで20分ほどでしょか?…シートを倒して横になってしまいました。 まだ若干二十歳…それなのに腰が痛かったことが思い出されました。 そこから…さらに野辺地駅に向かいました。 到着したのは出発から二時間弱だったと思います。 今思うと、倍の時間もかかったことになりますね… 着いたときには予定の列車はすでに到着してたはず…駅の待合室に舞子はいるはずでした。 しかし…そこには舞子の影も形もありません。 「なんだよ…急行列車は遅れてるのか?」 実はそうではありません。 舞子の家に電話をしてみると…予定の列車には乗れず…次の急行列車に乗ったという報告…到着時刻はあと二時間もありました。 駅の「立ち食いそば屋」で温かいそばを食べました。 雪はいったん止んでいました。 2時間後…舞子の乗った急行列車は定時に到着。 しかし、舞子はかなり機嫌が悪かったんです。 「何?この電車…10何時間もかかって…」 それは当時としてはしょうがないことでしたが… 私だって家を出てから今まで…4時間半もかかったんです。 しかもかなりの緊張感のまま… また雪が降り出していました。 今だと新幹線も3時間半くらいでしたっけ? だけど実家から最寄りの駅「七戸十和田駅」まで…無事に来て一時間半… 東京からの時間はかなり短縮されたのに、実家からの時間はそんなに変わっていないのは…同じ日本人としてなんか憮然とするのです。 「♪雪が降る…あなたは来ない…」 あ、歌とタイトルの意味…まったく関係ないね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.12.19 00:56:53
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