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カテゴリ:蜜蜂の行動
梅雨入りしたとは言え、案外過ごしやすく
雨も降らない。 5月30日のブログで御紹介した、巣虫末期症状の群。 無事に引っ越しが完了し、新居での営巣を確認した。 ![]() 手のひら大の巣板を二日で作り上げた。 思ったより蜂数が少ないが、女王は健在の様で、 花粉も運び込みを始めた。 巣虫も約8割の巣板を侵しており、発見が遅れた事を 悔やまれるが、無事に引っ越し出来て良かった。(^。^)/ しかし、夏までにこの群を強群に育て上げるのが 腕の見せ所。 もう少し密なアドバイスが必要のようです。 昨シーズンより、信州地方の養蜂仲間から、 日本蜜蜂の異変が報告されている。 好意にして戴いている86net様からも同様の 報告を戴いたので、ご紹介いたします。 「ここ数年、分蜂群が無王群になる」と言う異変である。 実は、当NPO法人日本蜜蜂大学の蜂場でも 7~8年前に同様の症状が出ました。 分蜂群の内、無王群の確率が30%を超え、 3群の内、1群は無王群と言う深刻な状況に・・・。 これは、蜂場で分蜂した群を、また同じ蜂場へ置き、 また翌年分蜂した群を同じ蜂場に置いている事からなる 近親交配が原因と考えました。 本来、分蜂群は元巣より毎年遠くに営巣して行くもの。 また、遠くから別の群が元巣の近くに営巣して来る事で 近親交配を自然と避けている。 しかし、それを人工的に同じ蜂場に営巣させているのであるから 病弱な女王が生まれると考え、その後、20km以上離れた場所で 捕獲した群を毎年 蜂場に導入している。 この事で、2年後には無王群の確率は2~3%に劇的に 改善された。 2~3%と言えば、トンボやツバメに運悪く捕獲される事を 考えれば皆無と言ってよい。 現に、今年の分蜂捕獲群は、57群中無王群は1群のみ。 (その1群は合同により救済しました。) 今回、信州で起こっている事態が必ず当てはまるとは 断言できませんが、一度、試してみて戴きたい。 話は変わって、本日 待ち箱に飛び込んで来た群が 第一分蜂と思わせるような大きな群。 ![]() 天板から13cmの所に有る巣落ち防止バーを 丸飲みしている。(@。@) 昨日から偵察蜂が有った事から、失逃群ではないと思うのだが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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