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2011.03.01
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カテゴリ:独り言
この10日間ほど、司馬遼太郎に関する本を5~6冊読んでいたのですが、
司馬さんは何度も「なんでこんな馬鹿な国に生まれたんだろう」と語っています。


本当に日本とは馬鹿な国なのだろうか。


確かに先の戦争を思うと、戦争を始めた参謀たちは許しがたい人達で、
人々が苦しめられたことは間違いないですが、では馬鹿でない国とはどこなのでしょう。


原爆を落としたアメリカも馬鹿な国だし、多くの植民地を持ち人種差別していたイギリスやフランスも馬鹿な国だったでしょう。
どこの国々もまだ成熟していなくて、日本国民の圧倒的多数は良民だったと思うのです。


しかも、戦争で生き残った司馬さんは運がいいと思うし、
経済成長と共に自作の本が売れに売れたということは、かなり幸運な方です。
苦労した話しはどこにも出てこないし、恵まれていた人でした。





現在、民主党のお粗末さにあきれ、政治家としての質が問われる人達が国を動かしてる現実は、
あまりに情けなく、総理が次々と変わる日本は駄目だと言われるけれど、
間違ったトップを選んだら4年間替えられないアメリカの制度よりも、間違えたら、
いい総理があらわれるまで替えられる日本の方が、もしかしたらいいのかもしれないと思うのです。


その、いい総理が出て来ない、能力のある政治家が出て来ないというのが問題なんですが。
韓国は5年間も替えられないというじゃないですか。


エジプトは30年間も変わらなかったわけだし、中国は選挙で選べないし、
政府を批判すれば弾圧され自由を拘束される国ですから。



司馬さんはいったいどこの国に生まれたら満足したのだろう。
モンゴルや中国がずいぶん好きだったようですが。


言論の自由があって、思うことを好きなだけ書けた日本に住んでいながら、
司馬さんが望む馬鹿でない国とはどこなんでしょう。





他の国々の事情を知れば知るほど、日本の長所が見えてくるこの頃、
我が子たちにはこの国に生まれたことを、否定的にとらえて欲しくないと思うのです。


戦争をしたことは確かに失敗だったし、悪いのは当時の参謀たちだった。
しかしこの国は、生まれてくることを恥じるほど馬鹿な国だとは思わない。
国民のほとんどは良識があり、他国に負けていないはずだから。



司馬さんは亡くなるまで、この国の行く末を安じていましたが、
これまでの日本がそうだったように、これからも大きく変貌を遂げて行くのだと思います。



人間が生きている以上、完璧な国など到来しないのですから。
司馬思想にどっぷりと洗脳されないで、歴史を読んで行きたいと思うのでした。










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最終更新日  2011.03.01 17:44:27
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