♪ 井上陽水のライブ ♪
4年ぶりに、井上陽水のコンサートに行って来ました。4年前はツアー最終日ということもあったのか、会場が熱く盛り上がった記憶があります。覚えている曲のオンパレードだったものだから、余韻さめやらぬ状態で帰宅したものでした。しかし昨夜は知らない曲も多く、最後まで心が熱くならず、まわりのみんなも不完全燃焼気味だったと思うのです。ずいぶん手抜きしてるんじゃないか、という思いで帰って来たのでした。新しいアルバムの宣伝もあったのでしょうが。8,400円という高額の料金に見合ったステージをしてくれなかったという思い。陽水も62歳という年齢ですから、無理をしないということでしょうか。MCが下手なのは知っています。シャイなお方ですし。つい、さだまさしのトークと比較して申し訳ないですが、もうちょっとまともにしゃべって欲しい・・・・ ・陽水さんよ~。(笑)歌を聴きに行ったわけですから、美しい声を聴かせてもらったわけですから、それはそれでいいんですが、その曲を作った経緯とかなんとかを。せめて曲名の紹介くらい・・・・・「何でこんな歌つくっちゃったんだろ、アハハ・・・」と言って歌い出したのが、『断絶』。 (笑)だから~、あの時はこんな状況でこんな心理状態だったとか、教えてほしいのよね。今はこんなこと考えてます、とかね。新しいアルバムに収録されている『マップ』という歌は、 (買ってませんが)NHK「ブラタモリ」という番組のエンディングテーマなのですが、私も最近この番組が好きで見ていますが、例えばNHKから依頼された時の様子とか、作曲の苦労とかなんとか話してもらえると、聴く方も曲に対する思いが違ってくるでしょ?「陽水、そこをもっと話し膨らませて~」と突っ込みたくなりました。40年ステージやってるのに、まるで初心者のようなしどろもどろさのMC。それが陽水だ、と言われればそうなのでしょうが。2年半前の小田和正のコンサートも同じ8,400円でした。小田さんは陽水より一つ年上の63歳です。小田さんは高いチケット代をとっておいて、ステージと客席が遠いのは失礼なので、大きな会場をできるだけ小さく感じる使い方をしたいからと、会場を精一杯走りまわって歌います。趣向を凝らした設備でも楽しませてくれます。ちなみに、さだまさしは7,350円で、毎回3時間たっぷり歌とトークで満足させてくれるし、昨年初めて行った郷ひろみは7,000円でしたが、エンターテイナーを感じましたよ。だから、陽水も高いチケット代に見合うだけのステージであって欲しかったわけですよ。40年前から聴いているファンとしては。なにしろ最初に買ったLPレコードが陽水なんだもの。