|
Naturopathic Nutritionの試験が無事終わりました。
今回の試験で網羅した内容は、炭水化物・蛋白質・脂質の消化・吸収・代謝のしくみ、プラス消化管のエコロジー(先日日記にかいたおぼえがあります)と繊維質(ファイバー)の消化吸収代謝でした。日本なら小中高の科学・生物学、あるいは大学なら生物学か生化学の内容とだぶっています。 PrebioticsとかProbioticsというのが出てきて、さすがナチュロパシーの栄養学とおもいました。よく薬局でサプリメントとしてあったりしますが、普通の医学の分野では習わなかった分野でした。それが、現代の栄養学の世界でどの程度、研究されているのか、どういう基準で使ったらいいのか、基礎的なことだけですが、つかみました。 また、Carbohydrate(炭水化物)のなかで、Fiber(繊維質)とResistant Starch(消化吸収されないスターチというのがあります)が消化管のなかのバクテリアととても密接に関連していることを知りました。ほとんどの栄養素は消化管のなかの小腸というところで吸収されますが、その二つは大腸まで残ります。それらは大腸ではその消化管の動きをうながす作用をもっています。 そのほか、消化管のなかにいるバクテリアが、それらを発酵させて、水とガスと短鎖脂肪酸(SCFA: Short Chain Fatty Accid)をつくり、このSCFAがここ大腸で吸収され、代謝されるとエネルギーの生成に至ります。 こうしてみていると、体の内部も宇宙の一部として、巧妙に動いていることを思います。 植物や動物を食事として摂取することが、外の環境をからだの中にいれて、有害あるいは無用のものは排泄し、必要なものをからだに栄養としてとりいれている、この私達の体の叡智がここにもあることを感じました。 この体をいたわる意味でも、いい食事をしていきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Naturopathic Nutrition] カテゴリの最新記事
|