|
ちょっと単純ですが、ハンドル名の『輪』をひらがなにして、虹のわ。。と変更させていただきます。ハンドル名占いで凶とでたという理由だけです。たまたま見つけたハンドル名占いですが、信じるも信じないもないのですけど、どうも変えたほうが気持ちが落ちつけそうです。もともと『わ』という響きがとても好きですので、気に入っています。
今日のナチュロパシー栄養学の授業からちょっと考えてみました。 オーストラリアに来てから、オーガニック野菜を生のままジューサーでつくったジュースは個人的には大好きになりました。それを飲むと、たくさんのビタミンを含む栄養源が体にはいり、また野菜たちの持っているエネルギーが賦活します。すごいブースターと感じます。こちらでプロ使用のジューサーがとても安く売っていたので購入して、時々つくります。でも洗うのが大変なので、時間がないと、カフェで作ってもらって飲んでしまいます。 ナチュロパシーによる栄養学では、古くから野菜のジュースは治療効果があると言われてきています。科学的にはエビデンス(証拠)がまだ不十分ですが、経験症例から前向きに物事をとらえるというのが、ナチュロパシーのあり方です。科学的に証拠がでるまで、納得できないという方には、ナチュロパシーの勉強は、まゆつばモノと写るかもしれません。 でも、どれだけ害があってどれだけ得があるかというバランスで物事をとらえると、よさそうなものは実行してみて、経験で納得しようというスタンスがあります。 たとえばキャベツ・ジュースは伝統的には胃潰瘍に効果があるという評判ですが、2002年のPNAS 99(11):7610-7615の論文で、Sulforaphane(Brassicaceae veg.アブラナ科 のphytochemical)がHelicobacter pyloriに対してインビトロで高い効果を示したと発表されています。アブラナ科の野菜とはブロッコリ、芽キャベツ、キャベツなどです。 また、ニンジン・ジュースを一日スプーン一杯飲むことからはじめて、病気で激やせした方が体重をとりもどしたという話や、ニンジンジュースで癌を克服したという話まであります。こういう生野菜のジュースは、血流をきれいにして、病気への抵抗力をたかめるという話のようです。 これは1960年のLive Food Juices:Recommendations for the uses of raw juices. という古い本の抜粋です。 生野菜とフルーツのジュースはナチュロパシーでは治療用にもつかわれ、その病気の状態で、その組み合わせを変えてつかわれるそうです。 そこでこんなことを考えました。日本ではずいぶんまえに野菜スープというものが流行していました。ガンにも効果があるらしいとかで、葉も含めた大根、人参、ごぼう、干ししいたけが材料だったでしょうか。これを2リットルの水でぐつぐつと1時間ぐらい煮込んで、そのスープを飲むのが目的でした。もれなく我が家も試していました。なんだかこれを毎日飲むと腸が掃除をされる感じがあった気がします。そして、そのころ冷えがちの私の体がとても温まったのを覚えています。煮出した残りの具がもったいなくて、味がすっかりないのになんとか、味噌味などをつけて食べていたのが記憶にあります。 さて、日本人桜沢如一氏により生まれたマクロビオティック的には陰と陽の野菜を区別して考えられているようです。地面に根を下ろした野菜は陽で、上に葉や実をつけたものは陰という考え方、これもとても理にかなっているような気もするのですが、それによると生野菜やフルーツは避けたほうがいいもの一つのようですね。そこで、日本のマクロの本にはこんな記述がありました。 -ーーーー 一日の食事の約20~30%はさまざまなバラエティを持って調理された温帯産の野菜(葉菜、地上菜、根菜)をバランスよく摂る。 葉菜には、白菜、ネギ、大根葉、にら、わけぎ、パセリ、セロリ、レタス、など。 地上(円形)菜には、かぼちゃ、ブロッコリ、キャベツ、玉ねぎ、など。 根菜には、大根、人参、ごぼう、蓮根、など。 また熱帯性の野菜はなるべく避ける。サツマイモ、ジャガイモ、山芋、トマト、ナスなど。 アスパラガス、ほうれん草、ビートなどは熱帯性気候の下で生活している以外は避ける。 ーーーーーーーー マクロの考え方は、なんだか分からないところがあります。アーユルベーダによる栄養学にはまた別の分類がありますよね。中医学も。チベット医学も。みな違いますね。 ナチュロパシーの見地から栄養学を見ると、すべての個人にとって最適なダイエットは、個人個人ちがっているということが基本です。 要は自分で一つ一つ口に入れる野菜やフルーツを吟味して、自分にあっているかどうか、自分で判断していく必要があると思います。どの考え方が自分に向いているかですね。世の中にさまざまな理論体系がありとても複雑です。寒い時は温かいものを食べて、温かいときは冷たいものを食べているのは必然からですが、そのほかに日本人体質などもあるのかもしれません。 どの考え方をモデルにして食事をとったらいいのか、ナチュロパシストとしてはどのようにクライアントにアドバイスが出来るのか、まずは自分の中でいろいろある体系を消化してみる必要があります。 一年を通して、オーストラリアという異国のナチュロパシー的栄養学を勉強していますが、総論から各論になっていくとさらにどんどん面白くなってくる気がしています。オーストラリアという温暖な気候にあった栄養学ともいえると思っています。非常にホリスティックな物の捕らえ方をされる、ちょっとスピリッチュアルな先生の授業なのでこれからがとても楽しみです。 皆さんは生野菜のジュースを飲まれますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Naturopathic Nutrition] カテゴリの最新記事
|