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Aug 21, 2004
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カテゴリ:Naturopathic Nutrition
今日はナチュロパシー栄養学からみたマーガリン伝説についてです。

ナチュロパシーから見た栄養学は理にかなっていて勉強になります。
未病を治すというために、科学的に因果関係が証明されていないものでも
経験的に理解して実践している分野のようです。

みなさまはバターとマーガリンとどちらを使っていますか?

わたしは、マーガリンはずっと前から使わなくなりました。
以前にアメリカにいた時、アンドリュー・ワイルさんの書かれた
Spontaneous Healing(自然治癒-『癒す心 治る力』)という本を読んで、
そこにマーガリンは体に良くないっていうのを見つけて以来会う人会う人にそういう話をしてきました。

ちなみに以前ワイルさんご自身のワークショップに参加したことがあります。
あのワークショップは寺山心一翁さんにお会いできたり素晴らしい貴重な体験でした。

さてマーガリンの説明の前に少し栄養学から。

栄養素の中のLipid(脂質)はトリグリセリド、フォスフォリピッド、
ステロールなど色々な形をしています。

そのトリグリセリドというのが、グリセロールというのと3つの脂肪酸がくっついて出来ているものです。

よくFat(脂肪)と言いますが、
くわしくこの脂肪酸には、Saturated fat(飽和脂肪酸)と
 Unsaturated fat(不飽和脂肪酸)と二種類があります。

不飽和脂肪酸にはmono-unsaturated fat(単不飽和脂肪酸)と
poly-unsaturated fat(多不飽和脂肪酸)とあります。

化学構造からみると、炭素の鎖から出ている4つの手がすべて
水素か隣の炭素で繋がれているのが飽和している方の脂肪酸で、
その炭素の鎖の中で二つが手を開けていて、炭素同士で二重に繋いでいるのが不飽和の方です。

mono-はこの二重結合が一つです。
polyはこの二重結合が二つ以上です。

体に入ったときに脂肪酸は、炭素の鎖が短いものは小腸で吸収されて肝臓へ運ばれますが
長いものはリンパの中を通ったり、血液中へ流れていきます。

そして飽和脂肪酸が、血液中のコレステロールのレベルを上げるといわれているため、
飽和脂肪酸を比較的多くもっている食品は、できるだけ少なくとることが、
血中のコレステロールを低く保つ秘訣とされています。

ところで、バターはなどの動物性食品はこの飽和脂肪酸が主流です。
そして植物性油などは不飽和脂肪酸が主流になっています。

これだけの知識で以前の科学ではバターより
植物性オイルからできたマーガリンの方が体にいいといわれ続けてきて
日本でもオーストラリアでも世界的に、多くの人々がマーガリンを食べ始めました。

それで多くの自然食品屋さんでまだマーガリンが売られているのも事実です。

ところが!ここからに注目してください。
ここからなぜマーガリンはやめた方がいいかという説明に入ります。

マーガリンの原料になる植物性油は、不飽和脂肪酸が主流です。
その不飽和脂肪酸は炭素の間で二重に手をつないでいるところがあるのが特徴です。
しかしマーガリンを生成する過程でその炭素の二重結合のところが 
Hydrogenation (水素添加)という方向の動きが起こり
二重結合が切れて水素と手をつなぐ方向が生じていくときに
じつは、Partial hydrogenation (部分的な水素化)が行われてしまうところに問題があります。

このときに通常の形が cis 体といって二重結合のある炭素に対して
両方同じ方に水素が結合しているのにたいして、
この Partial hydrogenation の過程で trans 体といって二重結合のある炭素に対して水素が
反対の向きに結合してしまいこの副産物(trans fatty acid)が問題になっています。

普段私たちが植物として取り入れている自然界に存在するものはcis体なのです。
trans体は化学的に合成されたものです。

このtrans fatty acidがコレステロールを上昇させるというレベルにおいては
飽和脂肪酸と同程度のリスクを持っていることがわかっています。

こうして、マーガリンに含まれているtrans fatty acidは少量といわれますが
このtrans fatty acidはからだにとっては非自然のものでtoxicであるといわれています。

マーガリンの裏表示には必ず、saturated fat, unsaturated fat,
trans fatty acidなどの表示がありますので一度ご覧になってみてください。
この trans fatty acid をご覧になった時にはお買いにならないことをお勧めします。

先タームのナチュロパシー的栄養学の授業で詳しくこのことを学んで依頼は
声を大にしてこのことを伝えるたいと思うようになりました。
というのは、マーガリンを食べられている方は、こういうことを単に知らないというだけからですから。

パンには、おいしい Organic extra virjin olive oil を付けて食べられるのが体にいいです。
私はこの方法を取っています。

それでは物足りない方はバターを少量付けられて
他の食品の飽和脂肪酸(動物性の食品)を極力減らすことにより
コレステロール値を正常に維持するのに大丈夫と思われます。

最近こんな植物性油からできたスプレッドもみつけました。
Extra virjin olive oilから出来たスプレッドで、
そこには、virtually free of trans fatty acidsという記述がありました。

ですがよく記述を見るとFatのところで、saturated 1g,
trans 0.03g, polyunsaturated 0.75g, monosaturated 1.5g
またCholesterol NIL /per servingとありました。
やはり、植物油をスプレッド状にするためにこのtrans 体が微量作られているのでした。
でも実質的には認められないということで他のマーガリンよりはよさそうでした。

今日はマーガリン伝説についてでした。
私の先生は最後にパン食が主流のオーストラリアですが、
パン食品の食べすぎならできるだけwholegrain(穀物)を食生活に取り入れるように学生に勧められていました。

これはベネフィットやリスクとの駆け引きでもありますが
ライフスタイル決定の一つとして、ナチュロパシーから見た栄養学の知識が大いに役立っています。





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Last updated  Aug 22, 2004 07:55:39 PM
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