変化は常に起こっている。
□■□■□■□■□ポジティブ・マインド■□■□■□■□■□ 突然ですが、毎日変化を感じていますか?時の流れというのは、本当にびっくりするくらい早い。今日あった常識も、数年後には変化していることがある。ソ連といっていた国がロシアになっていたり、西ドイツ、東ドイツといっていた国がひとつになっていたり、日本でいえば国鉄がJRという民間会社になっていたり、消費税が導入されていたり…。今は常識なのですが、当時はものすごいことだった。消費税が導入された時なんか反対!反対!反対!(いまだに反対とかいってる政党もありますが)とんでも無いとされてたのです。マスコミも相当あおってましたが…。とにかく時代は変化するものだと、国が消滅するような大きいことは無いかもしれないけれども、でも事実は証明している。”変化はある”と…ずいぶん前にベストセラーになっていた「チーズはどこに消えたか」という本は、その”変化”に対しての教訓を教えてくれます。 また、この命題は、とても興味があるので、何回か続けたいと思います。この本は、一度読んだほうがいいと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昔、ある遠い国に、二匹のネズミと二人の小人が住んでいた。彼らはいつも迷路でチーズを探しまわっていた。食料にするためと、幸せになるためだ。二匹のネズミは、「スニッフ」と「スカリー」という名前。小人はネズミと同じくらい小さく、見かけも行動も私たちにそっくりで、名前は「ヘム」と「ホー」だ。 ネズミ、と小人は毎日、自分たちの特別なチーズをみっけようと、長いこと迷路を探しまわった。なにしろスニッフとスカリーはネズミだから単純な頭脳しかもっていなかったが、すぐれた本能があり、大好きなガリガリかじれる固いチーズを探していた。小人のヘムとホーはいろいろな考えがいっぱい詰まった頭を使って、まったく別のチーズー真のチーズーをみつけようとしていた。みつけられれば幸せになり、成功を味わうことができると信じていたのだ。 迷路にはいい暮らしができるようになるチーズが隠されていて、そこにたどりつくことさえできればチーズが手に入るのだ。ネズミのスニッフとスカリーは、単純で非能率的な方法、つまり試行錯誤を繰り返しながらチーズを探した。ある通路を進んでいって何もなければ、引き返して今度は別の通路を探す。スニッフはよく利く鼻でチーズのある場所をかぎつけようとし、スカリーのほうはひたすら突き進む。一方、小人のヘムとホーも過去の経験から得た教訓と思考による方法をとっていたが、複雑な頭脳にたより、もっと高度な方法をつくりあげた。二人はうまくいくときもあったが、強力な人間の信念と感情がものの見方を鈍らせてしまうこともあった。スニッフとスカリーも、ヘムとホーも、とうとうそれぞれ自分たちのやり方で、探していたものをみつけた。ある日、チーズ・ステーションCの通路の端で、好みのチーズを発見したのだ。…中略…この後、ヘムとホーは、チーズ・ステーションCの近くに引っ越して来て、沢山あるチーズに慢心してしまう。それがあたかも永久にあると思い込んで… スニッフとスカリーの日課は変わらなかった。毎朝、チーズ・ステーションCにつくと、あたりの匂いをかぎ、ひっかき、走リまわって、何か前日と変わったことはないか調べた。それから腰をおろして、チーズをかじった。ところが、ある朝、行ってみると、チーズがなくなっていた。二匹は驚かなかった。置いてあるチーズが毎日、だんだん少なくなっているのに気づいていたので、いずれなくなるだろうと覚悟していたし、どうすればいいかは本能でわかっていたのだ。彼らは顔を見合わせると、一つに結んで首にかけていたランニング・シューズをとり、履いて紐を結んだ。ネズミたちは事態をくわしく分析したりはしなかった。彼らにとっては、問題も答えもはっきりしていた。チーズ・ステーションCの状況が変わったのだ。だから、自分たちも変わることにした。二匹は迷路を見渡した。それから、スニッフが鼻をあげて匂いをかぎ、うなずいてみせると、スカリーが走りだした。スニツフも急いであとを追った。新しいチーズを探しに出かけたのである。 同じ日、ヘムとホーはのんびりとチーズ・ステーションCにやってきた。二人は、毎日小さな変化が起きていることに注意を払わなかったから、いつもどおりチーズがあるものと思っていた。二人には青天の霹靂だった。「なんてことだ!チーズがないじゃないか」ヘムは叫んだ。「チーズがないじゃないか。チーズがないぞ」そう言えばチーズが戻ってくるとでも思ってい各のか、大声でわめいた。「チーズはどこへ消えた?」彼は声をあげた。やがて、腰に手をあてると、顔を紅潮させ、声を張り上げて叫んだ。「こんなことがあっていいわけはない!」「チーズはどこへ消えた?」スペンサー ジョンソン (著), Spencer Johnson (原著), 門田 美鈴 (翻訳)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 小さい変化はどこでも起こっている。この物語で、ヘムとホーは沢山のチーズに慢心してしまっていて、それが永久にあると思い込んでいます。これはサラリーマンに例えれば、終身雇用制度を信じている。会社は潰れない。労働組合があるからリストラされない。なんかを信じている。そんな状況ではないでしょうか? ところが、チーズが無くなってしまうんですよね。突然の倒産、突然のリストラ、突然の破局いろいろありまが、人生にはアクシデントはつきものです。この物語はその変化に対して、変化は起こりうるものとして、どのように対応するか?心の持ちようなんですが、スニッフとスカリーは状況が変わっただから自分たちも変わることにした。というのはなんと立ち直りの早いことか!強烈な失恋で呆然とした時期がありました。でも実はそこが人生のターニングポイントだったのかもしれない。僕はその時、中途半端な自分だけが残った。馬鹿馬鹿しくなって…、でもそのおかげで気づいたことがあった。もう一度チャレンジしたくなった。安泰な生活は捨てて…。自分と向き合えた。この先いろいろな教訓が出てくるのでお楽しみ!おもしろい本です。長くなってすみません。□■□■□■□■日商2級過去問を解こう!■□■□■□■□■□ 107-4.名古屋商事株式会社(年1回3月末日決算)は、平成X4年3月31日に額面総額\3,000,000の社債を額面@\100について@\99で買入償還し、現金で支払った。なお、この社債は、平成X1年4月1日に、額面@\100につき@\98で発行したもめである。当該社債の償還期問は5年であり、社債発行差金は商法施行規則の規定する最長期間にわたって均等額の償却を行っている。…解説…107回解説 平成×1年の4月1日に@100につき@98で割引発行している。割引は@100につき@2ということだから 買入償還額、額面3,000,000に対応する社債発行差金総額はいくらかというと… 3,000,000×@2/@100=60,000(5年分の前払利息と考える。) ×1年4/1~×2年3/31 ×2年4/1~×3年3/31 ×3年4/1~×4年3/31★グレーゾーン→3/31売却…償却しているかどうか?→別解がうまれる ×4年4/1~×5年3/31 未経過 ×5年4/1~×6年3/31 未経過 1.当期分の社債発行差金償却が終わっており、買入償還の仕訳のみ示す 2.当期分の社債発行差金償却の仕訳を切った上で買入償還の仕訳を示す (借)社債発行差金償却※12,000(貸)社債発行差金12,000★この仕訳終わってる?※60,000÷5年=12,000 (借)社債3,000,000 (貸)社債発行差金※24,000 ★実際に返済しなくてはならない金額(実質債務額)の計算(2年分は未経過利息)12,000×2年=24,000※少なくともこの分は返さなくてもいいはず。 ※社債額面3,000,000-前払利息と考える24,000=2,976,000(実質債務) ★2,976,000(実質債務)-支払額 現金2,970,000=社債償還益6,000 1.の解答 (借)社債3,000,000(貸)社債発行差金24,000 (貸)現金2,970,000 (貸)社債償還益6,000 2.の解答 (借)社債発行差金償却12,000(貸)社債発行差金36,000 (借)社債3,000,000 (貸)現金2,970,000 (貸)社債償還益6,000 …解答…(借)社債3,000,000(貸)社債発行差金24,000 (貸)現金2,970,000 (貸)社債償還益6,000