|
テーマ:食べ物あれこれ(49912)
カテゴリ:長寿
長い歴史を持つ論争に、「卵が先か、鶏が先か...」というものがあります。どちらが先なのかという事を考えていると、いつまでも結論が出ないようにも思われますが、私の中では答えは決まっています。
鶏は野生の野鶏を祖先に持っています。野鶏が家畜化されていくうちに鶏が誕生したという事になるのですが、突然変異で発生した鶏の雛が入っているにしても野鶏が産んだ卵には違いがないので「野鶏の卵」という事になります。 その後、卵が孵ると突然変異した風変わりな野鶏が生まれ、風変わりな野鶏はやがて鶏と呼ばれる事になります。その時点で初めて鶏の卵が生まれる事となるので、鶏が先という事になります。 別な観点では、品種改良には3代同じ形質が発生する事が要件とされます。その意味では野鶏の卵、風変わりな野鶏の卵、風変わりな野鶏の卵、鶏の卵となり、鶏の新種としての認証が先になるので、やはり鶏が先になります。 先日、新たに発表された学説では、卵の殻を形成するには特定のタンパク質が関与していて、そのタンパク質の存在から鶏が先という結論が得られていました。 今回の学説には、卵と鶏に関する論争の一つの結論ではありますが、あくまでも一つの意見であり、卵と鶏の関係を決定付ける結論とはなりえないという意見も出されていました。という事であれば、この論争はまだまだ続く事となってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月30日 08時37分16秒
コメント(0) | コメントを書く |
|