カテゴリ:グルメ
先日久しぶりに駅前のラーメン横丁に行ったので、ラーメン日記。前回、がんこラーメンの記事を書いたのはいつかと思って調べると3月だった。
http://plaza.rakuten.co.jp/nipparat/diary/200703180000/ ラーメン屋主人の象徴みたいな姿の一条氏は今日もいるかなと思って横丁に入ると、何とがんこラーメンは撤退していた。私が危ないとにらんだ店が再び撤退。自分の眼力が恐ろしい。 今回は、まずは新宿竈。お勧めのくんたまラーメンを食す。濃くのあるとんこつ醤油スープとチヂレ麺がぴったり合って文句なく美味しいが、衝撃的なのは「くんたま」なる具。タマゴの燻製なのだが、良くある煮タマゴと違って強烈な香りが個性的で気に入った。くんたまがなければそれほど個性を感じないと思うが、このくんたまくんは大した玉だ。 次に、麺やいろは。白と黒の富山ラーメンが売りだが、今回は黒を選択。魚系のスープで魚醤が使ってあるそうで、色が真っ黒。スープは意外にあっさりしていて、美味しい。私としてはもっと魚系の強烈なスープを期待していたけれど、ある程度多数派に合わせた味だろう。 ただ、麺がかなり固くてスープとの相性はう~んどうなんだろう?と思ったが、これは次回以降の検討課題だ。次回は、白海老出汁の白ラーメンも食べてみたい。 行こうと思えば5杯くらいは行けるのだが、余韻を残して2杯で打ち止め。(そのかわり、富山ラーメンで餃子とライスを食べた。)当然、健康に悪かろうがスープも飲み干す。ラーメン評論など見ると、何人かで行って少しずつ何杯も味わう手法があるようだが、そんなのは邪道だと言いたい。全部食べてみてどうか、さらに本来なら餃子と御飯との相性はどうか、酒の後にどうかという所まで味わってみないと真価がわからないだろう。 それにしても、ラーメンはラーメンという料理でしかないのに、無限の味わいがあるようにも感じる。 先日サライ紙上で、亡くなったピアニストの羽田健太郎氏と名料理人野崎洋光氏の対談が載っていたのを思い出した。音楽を作っている音とリズムの組み合わせはそんなに多くなく、一方日本料理も食材や調味料の組み合わせは限られているのだそうだ。 それでも、新しい味わいの作品が生まれ続ける。それは、人が作り人が味わうからなのだと言う。 囲碁ボケもネタが続かないのではないかと思っていたが、その心配はないと確信を持った。 しかし、がんこラーメンの撤退は残念だ。多数派に媚びることがない強烈な個性のラーメン。なくなってみると、なぜかあのしょっぱいラーメンが食べたくなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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