テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:カテゴリ未分類
以前の研究会での対局から。向2子の対局で黒は現在トップクラスの棋士になったM少年。可愛い少年だったが、超早打ち早見えの天才だった。
以下の実戦図では、白は上辺一団を取られたが、下辺で頑張り、上辺の諸々の味を見てかなり勝負になりつつある場面。黒1は鋭い先制攻撃だった。
実戦図1
白1は上辺の石を引っ張り出す手を狙ったが、黒4まで左方が切断された。
実戦図2
実戦図3
中央絞って以下の図となったところで、黒1は大きい手だが敗着になった。おそらく形勢判断のミスで、計算せずに黒2を利かしてからゴリゴリ出て行くのが良かったようだ。頭脳明晰ゆえのミス だったと思う。
実戦図4
過去に私が打った少年で、一番早熟だったのはおそらく以下の記事に出て来る小学3年の子だ。ただ、この当時、このレベルの低学年の子が浙江省だけで「山のようにいる」との話だったので愕然とした。 https://plaza.rakuten.co.jp/nipparat/diary/200710290000/
ところで今9歳で棋士になることが決まった仲邑さん、日本ではこれほどの早熟は記録的だ。ただ世界には、ほとんど変わらないような早熟天才がたくさんいる。某先生に聞いたところ、女流タイトルは時間の問題だが、日本の男性トップに並ぶことは難関だろうとの意見であった。ただ、子供の可能性は恐ろしい。碁も攻撃的で面白い。将来は世界での活躍に大いに期待したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
早熟ということでは楊鼎新九段が浮かびます。中1で既に日本のトップ棋士と互角の棋力でした。
そんな彼がようやく国際棋戦優勝という感じですから、世界の囲碁のレベルは以前から考えられ ないぐらい高いです。今年入段の中では仲邑さんはもちろんですが、福岡君が相当期待できると 思います。 (Mar 18, 2019 10:40:23 PM)
jkhe713さんへ
ようこそ、情報提供ありがとうございます。 ネットで調べると、楊プロは10歳で入段して12歳の時には棋戦でかなり活躍しているようで、凄いですね。さらに中国では1年遅れ・2年遅れくらいの人がたくさんいるでしょうから、息も抜けないですね。2007年に浙江省に行った時も衝撃でしたから、今はなおさらでしょうね。 福岡君が院生で記録的な成績で上がって来た事は、噂で聞いていました。楽しみですね。 (Mar 18, 2019 11:36:44 PM) |
|