仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

2024/05/12(日)04:30

「適正飲酒セミナー」というのがあって・・・

日本では、アルコールを1%以上含む飲料のことを「お酒」ということになっており、お酒は体に対してさまざまな作用をひき起こすとされていて、これらはお酒の成分である「アルコール」が原因で、アルコールは主に胃や肝臓などの消化器・脳・血管などに影響を及ぼし、飲酒の量が適量であれば効用があるが過量になると身体的にも心理的にも社会的にも悪影響をおよぼすという。そのような中でビールの老舗でもあるキリンが5月から団体向けに常設している「適正飲酒セミナー」というのがあるそうで、大手酒類メーカーであるキリンが「適正飲酒セミナー」の常設を決めたのは、お酒の有害摂取の根絶に向けて適正飲酒推進にとり組むことで、こころ豊かな社会を実現したいという思いがあるからだという。  酔いの程度は脳内のアルコール濃度によって決まるそうなのだが、脳細胞のアルコール浸透度を測ることは不可能なので、かわりに脳細胞のアルコール浸透度と血中アルコール濃度の数値はほぼ同程度を示すことから、血中のアルコール濃度を測って「酔い」の程度を判定するそうなのだ。お酒は飲むと胃と小腸で吸収されそのあと血液にのって全身を巡りやがて肝臓で二段階に分解されるのだが、アセトアルデヒドに分解され次に酢酸へと分解され心臓や筋肉を通って炭酸ガスと水になるというのだ。酔いの程度を知るためには体内特に血液中に吸収されたアルコールを表す「最高血中アルコール濃度」が有効で、体内における水分の割合は体重の3分の2なので「最高血中アルコール濃度」を算出することができるのだという。  厚生労働省が公表した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では生活習慣病のリスクを高める飲酒量は純アルコール量に換算して男性40g以上の女性20g以上としているが、ただしこれはあくまでも参考値であって、この量なら飲んでいいということにはならないという。ちなみに1日当たり男性20gの女性10g程度の摂取でほろ酔い程度になるそうなのだが、私の場合晩酌に缶ビール1缶とウィスキーを2杯くらい飲むので飲酒量は純アルコール量に換算して男性40gくらい飲んでいることになっている。そしてお酒は量だけでなくお酒の飲み方も大事だそうで、たとえば一度にたくさんのお酒を飲んだり相手に飲酒を強要したりすると、短時間に多量のお酒を飲むことで一気に昏睡期へ行くこともあるという。  お酒が体に及ぼす影響は個人の体質によってもその日の体調によっても変わってくる』いうのも忘れてはならないポイントで、遺伝による違いがあって日本人などのモンゴロイド系の人々はヨーロッパ系やアフリカ系に比べてお酒に弱いと言われており、男性よりも女性のほうがお酒に弱いと言われているそうなのだ。そしてもちろんその日の体調によっても影響の受け方に違いが出てくるのだが、アルコールを分解する酵素が非常に弱い人は、ごく少量の飲酒でも強い動悸が引き起こされたり急に意識を失ったりといった危険があるという。体内からアルコールが抜ける時間も最も早い人と遅い人では、4~5倍程度の差があると言われており、お酒を飲むとか飲まないは個人の選択だが無理に勧められた場合は断る勇気をもつべきだという。  お酒とつき合う上で自分が心地よく楽しく飲める量を知ることが大事なのはもちろんだが、お酒の場ではお酒を飲める人も飲めない人も個性を尊重し合い豊かな時を過ごすことが大切だという。そこで大手酒類メーカーであるキリンが「適正飲酒セミナー」おすすめしているのは「SLOW DRINK」だそうで、だれかとゆっくり語らいながら飲めば自然とゆっくりとした飲み方になるだけでなく、料理と一緒に味わうことで飲むペースもスローになり、空腹で飲むときよりも体への負担が少なくてすむという。水やノンアルコールをはさんで自分に合った量を程よく楽しむのも大切で、お酒を飲みながら過ごす時間をゆっくりと味わうそんなお酒の楽しみ方「SLOW DRINK」で、素敵な時間を味わってほしいのだという。

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