オルゴール店を出た私はその後、埠頭や商店街、歴史的建造物の並ぶ地区を通った。特に歴史的建造物の並ぶ地区は、なかなかエキゾチックで素敵だった。旧日銀・小樽支店である日銀金融資料館の近くにある郵便局で、友達へのはがきを出した後、小樽駅に戻ることにした。
小樽駅の構内を少し見学し、昼食のためのサンドイッチを買う。そして12:04発の快速エアポート124号・新千歳空港行(721系)に乗車する。
定刻に出発した快速列車は南小樽、小樽築港の順に停まると、手稲、琴似、札幌と主要駅のみに停車する。小樽築港から先は銭函辺りまで海岸線沿いをゆく。そして手稲から先は住宅街を抜けて札幌都市圏の中心地に向かう。琴似を出たらビル群の中を抜け、札幌に到着。私はここで降りる。
その後、駅前通りを南下し(散歩も兼ねて)、まだ訪れていなかった旧道庁赤レンガ庁舎へ。その2階には南サハリンに関する資料館があり、1905年のポーツマス条約による南サハリンの日本への割譲から、終戦に至る40年間の歴史を伝えている。
その資料館では日本領時代の南サハリンの中心都市・豊原市や、第2の町・恵須取町などの自治体、産業、鉄道といった交通などの紹介、そして終戦間際の市民の悲劇を伝えている。特に8月15日に終戦を迎えて、日本とソ連の間で停戦が合意された後でも南サハリンでのソ連軍の奇襲攻撃は続いていたそうだ。
さらにこの資料館を出た後でも、北方四島の返還を求めるポスターが飾られていた。この北方四島といい、南サハリンといい、「100年以上昔に日本人が苦労して開拓した場所なんだ」ということを頭に置くと、いろいろと考えさせられる気持ちになった。
その後は、赤レンガ庁舎前のセイコーマートでソフトクリームを買い、さらに歩く。そして時計台や大通公園を訪れた。大通公園は賑やかだ。結構広いし、噴水もあって気持ちいい。その日は暑かったので、ついつい水を買ってしまった。暑い時に飲む水はおいしい。その勢いで飲み干してしまった。
そして私はすすきの南のホテル(東横イン)まで歩き、部屋に戻ったら即シャワー。気持ちよかった。夕食はホテルが実施していたカレー無料サービスを利用。ちょっと辛口だったけど、なかなかおいしかった。その後はスナックを買って部屋でテレビを見るなど、結構ゆっくりしていた。
明日は羊が丘展望台、そして帰京編をお送りする予定だ。
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Last updated
Sep 10, 2006 07:28:45 PM
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