この日も、昨日と同じように朝6時半に起床。シャワーを浴び、着替えてニュースを見る。ニュースのネタは主に「ホリエモン初公判」だった。しばらくして朝食のために食堂へ。おにぎりと味噌汁がなかなかおいしい。腹ごしらえをした後、服や荷物の片付けてチェックアウトの準備をする。もうこのホテルには戻らないからだ。
そして7:50頃にチェックアウト。今朝はクラーク博士像で有名な羊が丘展望台に向かう。地下鉄東豊線・豊水すすきの駅から南に向かう。地下鉄の駅の運賃表にバスへの乗り換え運賃があるのがおもしろかった。お陰で移動費が安くて助かった。
豊水すすきのから福住行きの電車に乗り込む。逆方向(札幌、栄町方面)はラッシュだったが、福住行きは逆方向ほどではないにせよ、高校生で混んでいた。もっとも彼らは隣の学園前駅で降りたのだが。乗車して10分ほどで終点、福住駅に到着。ここからバスターミナルに向かうのだが、連絡通路には北海道日本ハムファイターズの応援広告が…(そりゃそうだ、ここは札幌だぞ)。
私はそこのバスターミナルから羊が丘展望台行の北海道中央バスに乗る。平日なのに結構人が多かったのが不思議だった。出発したバスはしばらく札幌市南部の住宅街を抜け、郊外へ。しばらく乗っていると展望台の入り口に到着し、バスに乗車したまま展望台への入場券を払う。連絡道路をまたしばらく走ると、羊が丘展望台のバス停に到着。
遂にここだ、札幌市街を見渡せる展望台…のはずだったが、今朝はあいにくの雨。傘を差しながらの眺望である。ランドマークであるクラーク博士像の前での撮影も成功し、羊にも出会えた(この周辺は農業試験場である)。そしてファイターズが北海道にやってきたときのレリーフもみつけた。「けっぱれ!」という言葉があったが、これは北海道の方言で「頑張れ!」という意味だそうだ。ファイターズはこれからも札幌市民、北海道民に愛されるチームになってほしい。
その他にもいろいろな所を回ってみた。チャペルや羊たちの家、そして冬の風物詩・札幌雪まつりの記録館。特に記録館は雪まつりが始まった当初からのポスターや、始まった経緯、当時の写真、テーマなどを展示しており、なかなか興味深かった。
そして展望台にあるオーストリア館には喫茶店とみやげ物屋があり、なかなかおもしろい商品があった。それにしてもその時気になったのは、「なぜスープカレーは札幌名物なのか?」ということだ。札幌に着いたときからずっと疑問に思っていたが、店員さんに聞いてみると…
「あるレストランでの料理人さんの休憩時間中の食べ物だったけれど、お客さんが『何食べてるの?』と聞いたので、食べていた料理人さんはお客さんに食べさせてみた。そしたらお客さんは大変に喜んだ。そしておいしさが口コミで広がって、しまいにはスープカレーは札幌名物になった、という話を聞いたことがあります。」
この答えを聞いた途端、私も「へ~、そうだったのか」とうなずいてしまった。店員さんに感謝、感謝。私はその後、家族へのお土産をいくつか買い、展望台を離れることにした。そして福住駅バスターミナル行きのバスに乗車し、福住駅まで戻った。(続く)
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Last updated
Sep 12, 2006 09:47:47 PM
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