前回、春日原駅を訪れた私。時間の都合上、ここで天神方面へ折り返すことにする。ちなみにこの春日原駅付近(春日市)は福岡空港の南方に位置しているので、
飛行機の騒音がうるさい。
ここでやってきたのが13:24発の
急行である。
写真は西鉄の
最新型車・3000系である。
従来の車両とは一線を画した塗装がかなり印象的だ(ステンレスボディに、
青と
オレンジのライン)。車両自体もステンレス製であり、「
まったく別の会社の車両か」と思わせる。ちなみに、3両+2両の5両編成であった。
今の時代、方向幕はLED、それもフルカラーが主流だ。
にもかかわらず、西鉄の最新型車両は未だに幕である。
3色LEDだと視認性の問題があるから・・・だろうか。
私はこの急行には乗らず、ローカル然とした駅に停車する列車を楽しみたいということで、13:28発の各停・福岡行きに乗車する。
乗ってきた各駅停車(大橋駅で撮影)。
6000系である。
これでも平成生まれの車両である。
5000系との違いは、5000系が3扉なのに対し、6000系は4扉である(西鉄初)。
大橋で急行との接続を待つ各停。私はここで急行に乗り換えることにしたが、次の急行もまた、
最新型の3000系であった(これも5両。5両だとかなり混雑する)。3000系はセミクロスシートを装備しており、他の車両との通路の上に、液晶型の表示機が設置されている。
大橋を出た急行は、薬院に向かって走行する。車内は混雑が少しひどい。
私は薬院で降り、天神まで歩くことにする。
薬院駅は、3年前に開通した地下鉄七隈線との接続駅。ちなみに30年以上前には、ここにも西鉄が経営する路面電車が走っており、この辺りで平面交差していたようだ。
タモリさんは福岡市の出身で、芸能界随一の大の鉄道ファンとしても有名である。実は薬院駅付近はタモリさんが鉄道ファンになったきっかけを作った場所であるらしい。子どもの頃の西鉄・福岡市内路面電車での体験が元になって(複数の路線が平面交差しており、線路に興味を持ったことから)、現在に至っているらしい。
薬院駅前での西鉄バスの乗り場にあった、系統表示。私が住んでいる東京の地元(東急バス、小田急バスがそれぞれ1系統ずつ運行)と同じようなイメージは全くなく、
西鉄バスが多数の系統を運行していることが分かる。まさに圧巻だ。
雨が降り出してきた中、私は薬院駅から渡辺通りを通って、天神へと向かった。徒歩15分ほどか。ほぼ地下鉄七隈線と平行して歩いた。(続く)