今回はその2の続きで、東北本線の福島~仙台間の移動を報告する。
福島駅に到着した。福島駅も交通の要衝である。東北新幹線、山形新幹線(奥羽本線)の分岐駅である。他に阿武隈急行線、福島交通飯坂線とも乗換えができる。郡山市が福島県経済の中心都市なら、福島市は県庁所在地。福島県の政治・行政の中心都市である。
手前に停まってる電車は、奥羽本線の電車。719系5000番台の米沢行きである。山形新幹線に合わせた標準軌用の車両である。
これから私が乗る東北本線、第5走者はこちら!
第5走者:13:00発、快速仙台シティラビット5号・仙台行き(3575M、E721系・4両)
その2で伝えた1139M列車と同じ車両が使用される。黒磯から走ってきたE721系だが、福島で列車番号を変更して仙台まで行くのである。
この快速仙台シティラビットは東北本線仙台地区の快速列車だが、平日は1日3往復しかない。私がこの列車に乗れたのはラッキーだったといえよう。停車駅は福島~藤田間の各駅と、白石、大河原、船岡、槻木、岩沼、名取である。
13:00、定刻に福島駅を出発。福島・宮城の県境辺りから天気が好転してきた。また、山地だとはいえ残っている雪も見られた(なお、平地になると雪はなかった)。列車は4両で仙台に向けて快走していく。
越河~白石間で301キロポストを発見。東北本線の起点・東京駅から301キロの意味であるが、
遠くに来たんだと実感した。
進行方向西側の車窓には雄大な山々が連なっていた。山地にあった雪は白石以北には残っていなかった。東北本線は槻木で阿武隈急行と、岩沼で常磐線と、そして名取で仙台空港アクセス線とそれぞれ合流。停車駅でこまめに乗客を拾い、仙台市内の高架橋に入ると、杜の都の中心駅・仙台駅に向けてラストスパートである。
14:13。
上野駅を出発して6時間あまりで終点・仙台駅に到着である!そして私にとっては初めての宮城県来訪である。ここから宮城県を思いっきり楽しみたいと思う。
ここでE721系とはお別れである。回送列車となり、仙台車両センターに送られる。
しかし仙台駅での列車見学は翌朝の楽しみとして、仙石線への乗換えである。仙石線ホームはやや離れており、間に合うかどうかは微妙だった。
仙石線の乗り場案内。伊達政宗像、宮城球場、
クラッチとクラッチーナが描かれていることから、仙台にいることを実感させられる。仙石線は
楽天イーグルスの本拠地であるKスタ宮城(宮城球場)へのアクセス路線である。
次回は仙石線に乗って松島海岸に向かう。