私は科目等履修生として大学で勉強している。毎週月曜日にあるのが国際法の授業だ(高校公民の教員免許取得のために取っている)。
新年最初となる今日のテーマはずばり、宇宙。
私は宇宙と聞くとどうしても次のイメージが浮かんでしまう。スターウォーズに代表されるSF映画の中の未知なる世界としての宇宙。または、昴(谷村新司)という歌に代表される、ロマンチックな空間としての宇宙。
しかし実際の宇宙では、地上での国際政治の動きがそのまま反映されているのだ。
例えば先月、北朝鮮が「人工衛星」と称してミサイルを発射した。北朝鮮は「宇宙条約に基づく平和利用だ」と主張するが、日本、アメリカなどは「過去の国連安保理決議に違反している」と批判する。また、大陸間弾道ミサイルの脅威もそうだ。偽装船から核兵器が搭載されたミサイルを発射して、いったん宇宙空間へ飛ぶ。そしてそこから地上の目標に向かって落下する・・・というシナリオだ。
日本では2008年に宇宙基本法が制定された。非軍事から非侵略に定義・解釈が変更された。冷戦(もっと言えば55年体制も)が終わり、日本と自衛隊の世界平和と安全保障における重要度が高まっていることを象徴するかのような解釈変更だった。
授業が終わっても私は、やっぱりスターウォーズに出てくるような宇宙の方が良いと思った。未知なる星への旅行、探検。人と人との間のドラマ(確執、陰謀)・・・。日本中を旅行している私はこちらの方が面白いと思った。現実世界の宇宙は実に味気ない。
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Last updated
Nov 23, 2022 09:42:39 AM
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