2012年12月29日。北陸旅行2日目。この朝の天気は前日とうってかわって晴れ。実にいい旅行日和の日だ。
6:30に起床。東横インおなじみのバイキング形式の朝食をとった後に出発の準備。7:20に出るホテルの送迎バス(金沢駅西口行き)に乗ることとした。なお、サービスで地元紙・北國新聞をもらったのだが、一面の記事がこちら。
「素晴らしい20年」松井引退
地元出身の大スター、松井秀喜の現役引退記者会見の様子を大々的に伝えていた。その日の社説のタイトルも
「郷土に夢と希望をありがとう」。地元紙らしく常に密着取材してきたことを伝えるものであり、また、角中勝也選手(ロッテ)が石川県出身者として松井選手以来の首位打者を獲得したことや、独立リーグ・石川ミリオンスターズで夢を追いかける選手の存在も指摘した。いずれにせよ、石川県の野球ファンにとって大きな夢を乗せていたことは事実だろう。
その日の北國新聞を読み返してそう感じた。
前日にはじっくりと見ることができなかった、明るい時間帯の金沢市中心部の風景。
香林坊・金沢市役所方面を撮影した一枚。
送迎バスの車内は私一人だけ。運転士はそっけない様子で私を金沢駅西口に運ぶ。
7:28、金沢駅西口。石川県庁への玄関口であるせいか、石川県(能登半島)をかたどったモニュメントがあった。ただ、時間の都合上、逆向きしか見れなかったのは残念。
有人改札を通り、ホームへ。福井駅までの普通乗車券を買った。前回の富山~金沢間同様に、今回も普通列車のみで移動する。
右側の3番ホームに停車しているのは七尾線の赤い415系。普通・七尾行き(7:38発、831M列車)。左側の2番ホームには413系(回送列車と思われる)が停車していた。
この日、私が最初に乗車したのはこの521系(2両編成)。実のところ、金沢~敦賀間の普通列車はこの521系に統一されたそうだ。7:40発の福井行き(332M列車)。
なお、前日に続いて2日目になっても521系の半自動ドアのアナウンスには慣れていなかった。
332M列車は定刻通りに金沢を出発。高架橋を降り、金沢市郊外へ。雪が残っていたのが冬の北陸らしくていい景色だった。
途中、松任で特急通過待ち(1回目)。6分間の停車時間なので、私は列車を一旦降りてホームの様々な風景を撮った。まずは北陸新幹線(車両基地への回送線)の高架橋とともに521系を撮影した。
金沢・富山方面を見る。
松任駅の時刻表。日中は1時間2本という本数である。しかし人口45万人の金沢市の都市鉄道輸送としては物足りないような気がするが・・・。
上り本線を特急(683系)が通過。
特急しらさぎ4号・名古屋行き(富山7:09発、4M列車)。332M列車はこの後、小松駅、大聖寺駅でも特急の通過を待つこととなる。
「加賀百万石を象徴する風景だ!」と個人的に思った風景。明峰~小松間にて。
小松に到着。小松といえば、重機メーカー・コマツ発祥の地。そのためか南米の鉱山で活躍していそうな巨大なブルドーザーが駅前に展示されていた。小松では日中、金沢方面から来た普通列車(毎時)2往復のうち、1往復が当駅で折り返す。
332M列車はここでも特急の通過待ち。今度は特急サンダーバード10号・大阪行き(魚津7:08発、4010M列車)。またもや上り本線を特急が高速で通過していった。
金沢~福井間の普通列車の旅はまだまだ続く(その12へ)。