7月27日、2日目の午後(現地時間)のこと。
ベレンの塔を見た後、路面電車でリスボン中心部に戻りました。
ちなみに余談ですが、このベレンの塔付近で
サングラス売りのおっさんと遭遇しました。
自分が「いや、結構です」と英語で断っても「いや、10ユーロでいい」と押し売りしようとしたため、とてもうっとうしかったです。早く逃げたかったのと、ややこしい事態にしたくないために、14ユーロをおっさんに払い、サングラスを買わされる羽目になりました。
ちなみに帰国後に両親にこの話をしたところ、
母「バカじゃないの?だから若い日本人がみんなナメられるんだよ!」
父「ぼったくりじゃん!」
怒られてしまいました。
ベレン地区からコメルシオ広場まで路面電車(15番)で移動。観光客で大混雑でした。
コメルシオ広場のカフェが立ち並ぶエリアに、
リスボン・ストリートミュージアムという博物館があるので、そこへ入ってみることにしました。入場料は大人1人で7ユーロ。年中無休です。
この博物館は、フェニキア人の交易地として町が開発されて以来のリスボンの歴史を紹介する施設です。
特に1755年の大地震・大津波の様子を再現したドラマは迫力があって必見です。
リスボン・ストリートミュージアム館内にて。
ここは大航海時代をイメージした部屋。シナモンや香辛料の匂いがきつかったです。
1時間ほどで博物館を出て、ホテルに帰ることにしました。
滞在したホテル「トゥリム・イベリア」(Turim Iberia)の目の前の通り。
ところが、ここで困った事態に遭遇。
これまであまり考えずに現金を使っていた私は、街中のATMに行ってクレジットカードで現金を下ろそうと考えました。言語を英語に選択し、取引開始。
しかし!暗証番号は合っているはずなのに、「カードが使えません」「通信が遮断されました」という表示が出ました。ホテルのスタッフの方に相談してもう一度やったものの、結果は同じでした。
その日は日曜日(7月27日)で、銀行も閉まっていたのでまた翌日に考えることにしました。
翌日・月曜日になってから東京のカード会社のオフィスへ国際電話で相談したところ、
私のクレジットカードにはキャッシングの機能自体が無いことが分かりました。出発前によく確認すべきでした。日本での国内旅行と同じ感覚でやったら絶対にトラブルになります。皆さんも気をつけていきましょう。
しかし、私は予備として5000円をユーロに換金しないで取っておきました(他に、非常事態用の財布に30ユーロほど入れていました)。
話は日曜日の夜に戻ります。相談する術が無く、困っていた私は問題を月曜日に先送りして夕食を取ることにしました。また地下鉄でロシオ広場へ移動。
ロシオ広場にて。日曜日の夕方だったせいか、ストリートミュージシャンが大勢いました。
広場のそこら中から音楽が聞こえてきて、アニメに例えるとまるで加音町(スイートプリキュア)みたいな感じでした。
夕方のように明るく見えますが、もう19時37分です。ポルトガルは日本でいうと秋田県ほどの緯度にあります。
何か適当な店を探しますが、1人で(ちゃんとした)レストランに入るのは少し不安だったので、サンドイッチのセットのような簡単な食事(セットメニューで5ユーロ90セントなり)で済ませることにしました。
リスボン名物のエレベーター。観光客による行列が長くできていたので、諦めることにしました。でもなかなかすごい景色です。
ホテル付近にある闘技場。とにかく日没が遅いです。この時、20時52分でした。
ちなみに私はベルギーで使える銀行のキャッシュカードを、ベルギーの友人宅に預けていたので、ポルトガルで現金を補充する手段は一切ありませんでした。
とにかくものすごい金欠でした。早くベルギーに行ってほっとしたいと思っていました。
(続く)