西鉄久留米駅東口の東横インにチェックインした後(
その2参照)、思い切って西鉄天神大牟田線を南下してみました。
17:02発 特急・大牟田行き(5000系7両編成、A163列車)
この5000系という車両は1975年にデビューした、西鉄電車の中では最古参にして最大勢力(計136両が製造された)の通勤電車です。2014年に事業用車両に改造された車両が現れたり、2017年には廃車された車両が発生したりしましたが、それでもまだまだ西鉄の主力であることに変わりはありません。
「どうせなら」ということで、
終点・大牟田(福岡県の南端)まで向かいました。
途中の試験場前駅を過ぎると、線路は複線から単線に変わります。そして九州新幹線、JR鹿児島本線の線路と立体交差し、電車は南西へ向かいます。
単線区間を最高速度で通過するのは実に爽快です。途中の安武駅を高速で通過する際、対向列車(普通・福岡天神行き)と待ち合わせをします。
大善寺駅を過ぎると、列車の本数は一気に減ります(1時間あたり特急2往復、普通2往復)。久留米駅以北と以南とでは輸送量に大きな違いがあるからです。
一旦、JRの線路と離れた地域を走っていた西鉄電車ですが、大牟田市内に入ると再びJRの在来線と平行して走ります。
17:33、終点の大牟田駅に到着です。
大牟田市と、県境を挟んで隣接する熊本県荒尾市には、炭鉱にちなんだ施設が点在します。そしてこれらの施設は2015年にユネスコによって世界遺産(
明治日本の産業革命遺産)に登録されました。
大牟田駅はJRと西鉄が駅を共有しています。改札口もご覧の通り、隣接しています。
ここでJR九州に乗り換えてみます。
JR九州を代表する通勤電車・
813系。真っ赤なデザインが印象的。
でもこの電車は次の荒尾止まりだったし、改札口を通過した際には乗り込む時間も無かったので1本逃しました。
17:54発 普通・八代行き(817系、5355M列車)
福岡、鹿児島、宮崎など九州全土で見かける電車・
817系による普通列車に乗車し、熊本方面へ参ります。列車は2両編成のワンマン列車でした。
歴史を感じさせる、JR大牟田駅の駅名標。国鉄時代から存在しているにしてもかなり古い部類に入ると思います。
電車は大牟田を出て5分ほどで隣の荒尾駅に到着。
荒尾駅に到着です。5355M列車は熊本駅を経由し、熊本県南部の八代駅まで走ります。
「FUKUOKA!」というタイトルなのに、福岡を飛び出して
熊本県に入ってしまいました。でも私にとっては初めての熊本県訪問となりました。これで43都道府県目。残る(未訪問県)は佐賀、長崎、大分、沖縄の4県のみです。