福沢諭吉旧居の見学を終えたらもう10時過ぎでした(
その9参照)。「はるばる大分まで来ちゃった。どうやって東京へ帰るんだよ・・・」と自分のことながら呆れてしまいました。それでも小倉でやり残した用事を終えて帰京しなければなりません。翌日には仕事も控えていたのですから。
中津駅のみどりの窓口で中津~小倉間の特急券(自由席)と小倉~新横浜間の新幹線自由席券を購入。乗車券は中津から町田まで通しで購入しました。
10:29発 特急ソニック18号・博多行(3018M列車)
日豊本線は小倉~行橋間は普通列車が毎時3往復で運行されています。しかし小倉から中津まで行く普通列車は毎時1往復しかありません。やや急いでいる状況だったので特急で移動しました。
JR九州の特急に初めて乗車します。
例によって自由席に乗り込みましたが、
春休み中だったためか満席で座れず。小倉までデッキで立ちっぱなしとなってしまいました。
883系による特急ソニック18号は物凄い俊足を見せ、日豊本線を北上します。小倉には11:03に到着でした。
小倉駅にて。
福岡県が最後の活躍の舞台となってしまうのか、国鉄世代の交直流電車・415系。
(左)11:08発 普通・下関行(5150M列車) 2番のりば
(右)回送列車 3番のりば
私は駅の改札を出て、南口のバスターミナルへ。
西鉄バス(28番系統)に揺られて小倉北区内を移動。
私は市役所前で下車。勝山公園を横切り、県庁の出張所へ向かいました。
小倉合同庁舎(9月に別の場所へ移転)を通り過ぎ・・・。
福岡県小倉総合庁舎に入居している
県民情報センターへ。ここでは教員採用試験の過去問情報(論文試験、集団討論のテーマなど)を収集しました。
情報をいただいた後、すぐに西鉄バスで小倉駅に戻りました。そして職場へのお土産を買って、新幹線ホームに移動。
のぞみ30号・東京行(12:50発)で帰京したのでした。
(終わりに)
近い将来の引っ越しのための視察も兼ねて福岡に出かけました。事実上の故郷である東京を飛び出すのはかなり勇気のある決断でした。現在は期待より不安(緊張)の方が大きいです。
しかし、行動しなければ何も始まりません。やらずに後悔するより、やってから後悔したいです。私は大学生時代、両親からヨーロッパ留学(担当者が「希望者が少ない」と嘆いていた)や司法試験挑戦を提案される度に生返事してきました。それは、東京から出て生活することを本気で考えていなかったから。また、
「一人だけ全然違う道を選ぶと目立つから嫌だ。その他大勢と同じでありたい」と願った自分がいました。現に、私の法学部時代の知り合いの中で弁護士の資格を取る、あるいは留学する、といった特別な体験をする人は少なかったです。「その他大勢と同じでも、まぁいいか」と思ってしまった自分がいました。アニメでもヨーロッパゆかりの作品(「ご注文はうさぎですか?」、「きんいろモザイク」、「ブレンド・S」など)が多い中、こんなアニメ大好きでもある人間になるんだったら、どうしてもっとチャンスがあるうちにヨーロッパに行かなかったんだろうと、ちょっと後悔しています。
その自分が「どうしてもやってみたい」ことの決断の背景にある感性を信じたいです。