前日の日記で福岡県の郡について紹介しましたが、今回は
兵庫県の郡について紹介します。
2020年現在、
兵庫県には41市町村が所属しています。
そして現在の兵庫県の郡は以下の通り(五十音順)。
・赤穂郡(あこうぐん)・・・西播磨県民局
上郡町
・揖保郡(いぼぐん)・・・西播磨県民局
太子町
・加古郡(かこぐん)・・・東播磨県民局
稲美町
播磨町
・川辺郡(かわべぐん)・・・阪神北県民局
猪名川町
・神崎郡(かんざきぐん)・・・中播磨県民センター
市川町
神河町
福崎町
・佐用郡(さよぐん)・・・西播磨県民局
佐用町
・多可郡(たかぐん)・・・北播磨県民局
多可町
・美方郡(みかたぐん)・・・但馬県民局
香美町
新温泉町
以上、8個の郡があります。兵庫県も多くの他県と同様、
平成の大合併で市町村の数がめっきり減少しました。
平成の大合併が本格化される直前、兵庫県には91の自治体がありました(1999年3月31日当時)。
~平成の大合併などにより消滅した郡~
・朝来郡(あさごぐん)
→和田山町、生野町など4つの自治体が所属していました。2005年4月に合併して朝来市となり、消滅。
・出石郡(いずしぐん)
→この郡に所属していた出石町と但東町が、豊岡市や城崎郡の町と共に対等合併し、新
「豊岡市」として発足。2005年4月に消滅。
・加東郡(かとうぐん)
→社町、滝野町、東条町が合併して加東市が発足。これに伴い、2006年3月に消滅。
・城崎郡(きのさきぐん)
→城崎温泉で有名な城崎町などがかつて所属。所属していた自治体が全て合併で離脱した結果、2005年4月に消滅。
・飾磨郡(しかまぐん)
→家島町、夢前町が姫路市に合流したことにより、2006年3月に消滅。
・宍粟郡(しそうぐん)
→現在の
宍粟市に相当する地域。2005年までは5つの町が存在していたが、2006年3月に最後まで残っていた安富町が姫路市に合流したことにより消滅。
・多紀郡(たきぐん)
→現在の
丹波篠山市(旧・篠山市)。この市は「平成の大合併」第1号として有名。1999年4月に多紀郡は消滅。
・津名郡(つなぐん)
→淡路島北部にあった郡で、現在の淡路市に相当します。淡路町、北淡町などが所属していました。例によって、市町村合併で所属自治体の数を減らしていき、2006年2月に消滅。
・氷上郡(ひかみぐん)
→所属していた6つの町が合併して
丹波市となりました。これに伴い、2004年11月に消滅。
・美囊郡(みのうぐん)
→吉川町のみ所属という状態が47年間続きましたが、2005年10月に吉川町が三木市に合流したことにより消滅。
・三原郡(みはらぐん)
→淡路島南部にあった郡。現在の南あわじ市が2005年1月に発足するにあたり、消滅。
・養父郡(やぶぐん)
→現在の養父市に相当する地域。所属していた4つの自治体が2004年4月に合併し、養父市となったため、消滅。
~昭和時代のうちに消滅した郡~
・明石郡(あかしぐん)
→現在の神戸市(垂水区、西区)、明石市に相当する地域。1951年に消滅。
・有馬郡(ありまぐん)
→現在の三田市、神戸市北区などに相当する地域。最後まで残っていた三田町が三田市に昇格したことで、1958年に消滅。
・印南郡(いんなみぐん)
→1979年に志方町が
加古川市に合流したことにより消滅。
・加西郡(かさいぐん)
→現在の加西市。1967年に消滅。
・武庫郡(むこぐん)
→現在の神戸市(須磨区、長田区、兵庫区、中央区、灘区、東灘区)、芦屋市、西宮市、尼崎市、宝塚市に相当する地域です。1954年に消滅。
(まとめ)
「県民性がバラバラ」「ヒョーゴスラビア」と揶揄されているように、
一体となったイメージが無い兵庫県。それは逆に、他の県にはない
「多様性」が武器とも言えます。多様性であることを象徴するかのごとく、数多くの郡が兵庫県にはありました。