福岡県、
兵庫県と、私自身にゆかりのある県の郡を紹介してきました。シリーズ第3回は埼玉県です。
♪秩父の雲の むらさきに
風も緑の 武蔵野よ
恵み豊かな この山河(さんが)
我ら生まれて ここにあり
おお、埼玉、埼玉 輝く埼玉
(♪埼玉県歌)
私が大学生時代に最もお世話になった県が埼玉県です。ほぼ毎日、東武伊勢崎線に乗っていたことを思い出します。都会と田舎が共存しているような不思議な県だと当時から思っていました。
埼玉県の教員採用試験(一般教養)では、同県にまつわるご当地問題が多く出題されるので、県民の歌や県旗、コバトンなど、重箱の隅を突っつくように勉強しなければならなかった・・・という記憶まで蘇ってしまいました。
2020年現在、埼玉県には
63市町村が所属しています。
そして現在の埼玉県の郡は以下の通り(五十音順)。
・入間郡(いるまぐん)
越生町
三芳町
毛呂山町
・大里郡(おおさとぐん)
寄居町
・北足立郡(きたあだちぐん)
伊奈町
・北葛飾郡(きたかつしかぐん)
杉戸町
松伏町
・児玉郡(こだまぐん)
神川町
上里町
美里町
・秩父郡(ちちぶぐん)
小鹿野町
長瀞町
東秩父村
皆野町
横瀬町
・比企郡(ひきぐん)
小川町
川島町
ときがわ町
滑川町
鳩山町
吉見町
嵐山町
・南埼玉郡(みなみさいたまぐん)
宮代町
埼玉県も他県と同様、平成の大合併により自治体数が大幅に減少しました。しかし福岡県、兵庫県と大きく違うのは、郡の数がそれほど減少しなかったことです。消滅した郡は1つしかありませんでした。
平成の大合併が本格化される直前、
埼玉県には92の自治体がありました(2001年4月30日当時)。大合併第1号が、浦和市、大宮市、与野市が2001年5月に合併して発足した
さいたま市だったのです(2005年4月に岩槻市も合流)。
~平成の大合併で消滅した郡~
・北埼玉郡(きたさいたまぐん)
2005年9月末の時点で、大利根町、騎西町、北川辺町、川里町、南河原村が所属していました。2005年10月に川里町が鴻巣市に合流しました。その後、南河原村が行田市に合流。そして2010年3月に大利根、騎西、北川辺の3町は加須市と対等合併。これにより北埼玉郡は消滅しました。