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私は11月になってから、自宅では就寝前に入浴する習慣ができました。

　実は職業柄、高校で使う英語の教科書（増進堂の「NEW FLAG English Communication 1」）をチェックしていたら、「来日したイギリス人男性が就寝前の入浴を習慣にし、イギリスに帰国してもその習慣を続ける」という趣旨の英文があったのです。
　それに影響されたせいか、私も就寝前の入浴を久しぶりにやったところ、これがリラックス効果抜群。「はぁ～･･･」と、生き返る気持ちになるのです。実家を出て、4年間にわたって祖師谷（世田谷区）のアパートに住んでいた際には、その習慣は絶対にありませんでした。


　夜、入浴するたびに思うことがあります。
　​「そういえば、家族で温泉旅行に行ったのは、いつが最後だっけ･･･？」​

　考えられるのは、2004年8月（私と弟は当時、共に高校生）。箱根への温泉旅行です。前年までは毎年夏休みに、ヨーロッパ旅行（ベルギーを拠点に、各地を回っていた）に出かけていました。しかしその年、父は勤めていた会社を早期退職していたのです。そのため、ヨーロッパに行く余裕がなくなっていました。その代替として、箱根へ温泉旅行に出かけたのです。ちなみに温泉といっても、宿泊先（箱根での定宿）は山のホテルでした。

　他にも私の小学生時代には、1～3月のスキーシーズンには、万座温泉（群馬県）へスキー旅行に出かけたこともあります。スキーが終わったら、万座プリンスホテルの温泉を楽しんだことも覚えています。


　しかし私が高校を卒業後は、家族そろって温泉旅行というのはすっかり無くなってしまいました。私は大学のゼミ合宿として、岩室温泉（新潟市）、松代温泉（長野市）に泊まったことがあります。
　私が東京に住んでいた頃には、「いつか自分のお金で、両親に箱根を楽しんでほしいな」と夢見ていたことがありました。･･･でもその夢は、神奈川県に住む弟夫婦に譲ることにします。今の私の夢の一つは、「自分のお金で両親を九州に招待し、温泉や名物料理などを楽しんでもらうこと」です。コロナ禍が収束した後のお楽しみとして、取っておきます。