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テーマ:アニメあれこれ(26339)
カテゴリ:アニメ
先日、このブログで「どうか、タイムマシンが発明されませんように」というナレーションをつけたCM(大分麦焼酎「二階堂」)を紹介しました。
では、もし過去の世界に戻れるとしたら、自分は、友達は、家族は、今頃どうなっていただろうか?・・・それを確かめるという内容のアニメを思い出しました。 アニメ「魔女の旅々」第9話です。 感想サイト:親友が変わってしまう前に(あにこ便) =第9話のあらすじ= 魔女として世界中を旅する主人公・イレイナ。彼女はある日、時計塔で有名な都市国家・ロストルフに立ち寄った際、極度の空腹と金欠に悩まされていました。そこへタイミング良く、短期アルバイト募集のチラシを拾い、その依頼者の事務所(兼自宅?)を訪れます。 依頼者はエステルという若い女性。彼女も魔女でした。報酬として大量のコインを提示されたイレイナは、仕事の依頼を受けるのを即決します。ではその「仕事」とは・・・。 過去の世界に行って、エステルの親友の未来を変えるのを手伝うこと、でした。 詳しくはあにこ便という感想サイトに譲りますが、エステルにはセレナという元親友がいました。2人は実の姉妹のように仲良しでした。しかしエステルが魔法を学ぶために留学に出かけていた時、セレナの人生は暗転しました。エステルが帰国した時には、セレナ(不幸な家庭事情もあった)は次々と殺人事件を起こすシリアルキラーになっていました。最終的に逮捕されたセレナは、エステルによって処刑(斬首刑)されたのです。 でもエステルは、セレナに償うチャンスを与えたかった。未来を変えるチャンスを与えたかった。その手伝いをイレイナにお願いしたのです。そこで、エステルはイレイナの助けを得て、魔法を使って2人で過去の世界に飛びました。 ちなみにエステルは、過去の世界に戻る魔法を作るために、自分の血を捧げました。魔力が足りない時、魔女は自分の何かを犠牲にして魔力を生み出すことができます。これが後々、大きな悲劇を生むことになるのです・・・。 ここでのエステルとイレイナによる仮説。 10年前、セレナは両親を「強盗」に殺され、叔父に引き取られました。ですが叔父から虐待を受けたことで、人間とかこの世を憎むようになってしまいました。セレナは叔父を殺した後、行方不明になった・・・というのです。 飛んだ先は、10年前の世界。小学生時代のエステル、セレナがいます。「強盗」がセレナの両親を殺すのを阻止したら、セレナの未来は明るい方へ変わるはず・・・という寸法でした。 10年前の世界に到着したイレイナと雇い主・エステル。魔力が保てる1時間の間に、「殺人事件」を未然に阻止しなければなりません。 イレイナ「あの・・・大変失礼なんですけどそれって意味あるんですか?」 エステル「ほんとに大変失礼だね」 イレイナ「私達の世界ではセレナさんは処刑されたままですし」 エステル「意味ならあるよ。こうすることで私の気が晴れるもの。あの子が救われた未来がどこかにあるって思えるだけでも十分でしょ」 エステルは途中、10年前のセレナに出会いました。エステルは彼女に抱きついて号泣したのでした。その直後、いよいよ作戦開始です。 しかし・・・。 イレイナは別の場所で、「強盗」がいつ来るのかと長い時間、待っていたのです。やがてイレイナに、エステルからの信号が伝わり、現場に移動します。 すると・・・。 辺りは炎の海、血の海。そこでエステルが刺されて倒れていたのです。そしてエステルのそばには、血塗られた包丁を手にしたセレナの姿があったのです・・・! そう、イレイナとエステルの仮説は間違っていたのです。10年前のセレナいわく、 ・両親から虐待を受けていた。 ・仲の良い家族を演じるのに疲れた。 ・自分に「親友」なんていない。 そう説明した後、10年前のセレナは、ケガをしているエステルの身体を踏みつけたのです(まるで死体蹴りするかのように)。セレナは最初から「シリアルキラー」だったのです。ついには、主人公・イレイナを殺そうと突進してきたのです! と、ここにきてエステルが立ち上がり、セレナを魔法でボコボコにやっつけます。 エステル「友達だと思ってたのに!あなたがきっといい子に戻れると思ってたのに!!」 エステルは最後の力を振り絞り、自分のこれまでの記憶を犠牲にして、セレナを殺したのです。 エステル「あなたとの思い出なんか要らない・・・全部要らない。あなたごと全部なくなってしまえばいい・・・」「あなたなんて助けなければよかった。あなたのことなんて振り返らなければよかった。あなたの死なんて憐れまなければよかった」 タイムマシンではないけど、過去の世界へ戻れる魔法を開発し、実際に過去の世界へ戻ったことで、エステルは地獄を見たのです。 大分麦焼酎・二階堂じゃないけど、こんな救いようのない結末になるのならば、タイムマシンなんか発明しなきゃよかった。 エステル「さよなら、セレナ・・・」 その直後、イレイナとエステルの魔法が切れて、現実世界に戻ってきました。ですが、エステルはセレナを殺すために記憶を捧げた結果、廃人同然となりました。 =私の感想= 過去に戻れるのもいいし、戻れなくても良い。思い出のまま残しておきます。 ちなみにエステル役の声優さんは内山夕実さん、セレナ役は楠木ともりさんでした。 「声優さんってすげぇな。楠木さんはこんな演技もできるんだ」と改めて感心してしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 11, 2022 12:11:17 AM
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