|
テーマ:アニメあれこれ(26339)
カテゴリ:アニメ
この日記では、2022年の冬季クール、春季クールで放送されたアニメの中で、私がU-NEXTで視聴した作品の感想を端的に書いていきます。数字は100点満点での私の評価です。
2023年9月18日更新。 93 魔法使い黎明期 →2017年春季に放映された「ゼロから始める魔法の書」の続編にあたる作品。主人公3人組が自分の存在意義を問う作品となりました。 金髪「のじゃロリ」の教師、ロー・クリスタス(ロス先生)の鋭い考察が光ります。私も同じ「教師」として、このキャラは大好きになりました。キャラクターも魅力的で、(良い意味で)先が見えない展開になりそう。レギュラーの登場人物全員が心に闇を抱えていたり、悲しい過去を持っていたりします。そして、「叱る」とは何か(主に第6話)?「相手を信じる」とは何か(主に第10話)?教師である私に本質的な問いを投げかけてくれた作品でした。 ロス先生は、心構えと言い、言動と言い、立派な教師です。私は同じ教師として、ロス先生にとても憧れます。 86 マギアレコード~浅き夢の暁~ →非常に哲学的なアニメでした。魔法少女は、こんな苦しい想いをしてまで生き続けないけんのか?全ての道は、絶望や破壊へとつながっているのか?作中で気づかされました。 柊ねむの解説から物語が始まります。これは第2期最終話から繋がっています。 いろはとういの姉妹を見ていて、考えさせられます。私自身は、いい「お兄ちゃん」にはなれませんでした。自分の弟への過去の言動に対して、後悔の気持ちしか思い浮かびません。片やいろはちゃんは、いい「お姉ちゃん」でした。 うい達は、いろはの負担を減らそうと魔法少女になったのに、逆に、いろはに対して脅威を与える存在となってしまった。その際、ういは存在自体を消されてしまいました。一度目の死(肉体の死)と二度目の死(みんなから忘れ去られる)が同時に来たのです。 いろはは様々な苦難を乗り越えた先に、気が付いたことがあります。 それは、自分の弱さを認め、仲間と一緒に再び立ち上がること。 いろは「何度失敗したって…みかづき荘のみんなの中にいる私が、希望を思い出させてくれる。私の中のあなたが諦めたって…みんなの中の私が、私に手を伸ばしてくれる!」 誰も知らない。彼女たちが全てを懸けて、誰かを救おうとしたことを。 83 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期) →結論から言うと、「多様性の中の統一」とは正にこの作品のことだ!と思いました。メンバーは第1期の10人から、13人に増えました。でも、得意分野が全員バラバラ。「やりたいこと」や夢も全員バラバラ。でも「アイドル活動が好き!」という根っこは共通している。作品の根底となる価値観が引き継がれ、大団円を迎えられたのは良かったです。 メンバーそれぞれの苦悩が描かれていますが、特に私が考えさせられたのは第7話。栞子が「適性」を理由にして、アイドル活動をするか、しないかに悩むエピソードでした。「姉と同じ失敗をするのであれば、最初からやらない方がいいのでは」という考えに見えました。 栞子の姉・薫子は高校時代、アイドル活動をしていて「ラブライブ」予選会にも出場したものの、「ラブライブ」本大会への出場は叶いませんでした。栞子はその場面を目の当たりにして、「姉はアイドル活動をしたことを後悔しているのでは」と勝手に決めつけていたのです。そんな中、姉は「後悔していない」とハッキリ言いました。 薫子「確かにあの時は悔しかった。でも今ではやって良かったって思ってる。(中略)高咲さんたちが言う通り、私はあなたが応援してくれたから幸せな高校生活を送れたと思ってる。それで今は教師になってたくさんの生徒を、あなたを応援できる人になりたいって思ってる」 やりたいことをやった時間は、決して無駄にはならない。勝負に勝つことだけが全てではない。「できるか、できないか」ではない。「やりたいか、やりたくないかの問題だ!」と私は感じました。 それにしても第3話で侑ちゃんが弾いた曲は第1期のエンディング曲なのですが、「令和の東京」を連想させるような、力強い曲だった・・・と思うのは私だけでしょうか?まあ、それでも僕は東京には戻りませんが。 82 リアデイルの大地にて →異世界転生はよくあるものの、ゲーム作品の200年後の世界へ転生というのは新しいパターンですね。「うちの娘~」と雰囲気が似ています。 主人公・ケーナは、現実世界で死亡することでゲームの世界「リアデイル」に閉じ込められました。でも、その「リアデイル」での大冒険を続けるケーナが幸せを実感するアニメとなりました。「普段使い」ではありませんが、日常的に繰り返し楽しく見るタイプのアニメだと思いました。最後に、宿屋の娘のリットちゃんが可愛い。 80 阿波連さんははかれない →タイトルの「はかれない」は、「他人との心の距離を測れない」という意味が込められているのでしょうね。 阿波連さんは中学時代、クラスメイトから気味悪がられたことがトラウマとなって、友達を作らないようにしていた。無口だとか声を発してもとても小さい声なのはそのせいでしょうか?それにしてもライドウ君との関係を見てると、私もニヤニヤしてしまいます。2人を取り巻く同級生、そして阿波連さんの弟・妹の「人付き合い」や恋愛の考え方が展開されます。「普通」って何なんでしょうね。それにしても、ライドウ君の思いやりが重すぎる。 78 RPG不動産 →物語の最初の方では「とにかくお客さんの要望を聞こうとしないお店だな」と思いました。 ルフリアは自分の立身出世しか考えていなくて、結果的に自分の自己満足の仕事ぶりになってしまっている。その一方で、主人公・琴音がお客さんのしぐさ1つ1つに気付いて物件を探したことが仕事成功につながりました。仕事を進めるヒントは「意外にも自分の身の回りに気付くこと」だったりするんですね。これは第2話でも同様でした。第4話では、仕事の進め方や将来の人生プランを巡って、ルフリアとラキラの意見が真っ向から対立。ルフリアは、ああ見えて「鉄の女」やけんね。でも実際にはお互いの誤解が解けたこともあって、翌日にはすっかり仲直りしていました。この物語は、琴音自身の首都でのお部屋探しから始まり、彼女がその部屋から退去するまでの流れが描かれていました。 私が東京から福岡へ移住した日のことを思い出しました。世田谷区祖師ヶ谷大蔵のアパートで過ごした4年間は、私にとって居心地の悪い日々でした。でも福岡へ移住する前日、部屋の鍵を大家さんに引き渡す際、その部屋がとても広く感じました。その部屋は18平方メートルしか無いけど、意外と広かったんだ。 70 処刑少女の生きる道 →本編は3つのパートで構成されていて、第7話からの内容が「アニメ版最終章」としてクライマックスになっています。 処刑人の主人公・メノウと「迷い人」のアカリの運命の出会い。「メノウの価値観が大きく揺らいでいく物語になるのか」と予想しました。実際には、主人公に降りかかる謎を解くという流れでした。尊敬していた先輩による悪行の数々が発覚するなど、メノウの心が大きく揺れ動く場面が続きました。最終的には、自分の師匠のようにはならず、自分としての人生を歩む・・・というのは、他の作品でも見られるテンプレな内容でした。難解な専門用語もあいまって、低い評価になってしまいました。 65 賢者の弟子を名乗る賢者 →老賢者・ダンブルフが美少女に生まれ変わった。威厳を与える姿ではなくなったので、「ダンブルフの弟子・ミラ」を名乗ることにした・・・か。なかなか上手い設定だ。「わし、かわいい・・・」自分もそう思いました。でも、感覚的に「ストーリーが薄っぺら」「他の作品の二番煎じ、三番煎じ」と感じるのは何故でしょうか?あっち行ったり、こっち行ったりというミラの冒険譚が淡白で抽象的に語られていたのがもったいないと思いました。 50 社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。 →「幽霊ちゃん」とみゃーこが可愛い。事情を知らない人が見たら、年相応の幼女に見える。ただそれだけ。 この作品は「小林さんちのメイドラゴン」との共通点が多すぎ。 ・主人公の女性(伏原さん)が、社畜の会社員(システムエンジニア)。 ・伏原さんがネクタイ、パンツスーツ姿。 ・上司が主人公ばかりに仕事を押し付けるクソ野郎。 ・終電で帰るのが当たり前の環境。 ・癒しのキャラクターが幼女体型の人外(この作品では幽霊と化け猫)。 毎日、朝早くに出勤、深夜2時に退勤だと、いつか主人公は死んでしまいそう。 ちなみに、この作品の舞台は福岡市の早良区でしょうか?西新や福岡タワーを連想させる風景が登場します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 18, 2023 09:45:00 PM
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ] カテゴリの最新記事
|