2022年9月23日。
日本の鉄道150年の歴史に新たな1ページが刻まれました。
長崎県へ向かう、西九州新幹線が開業しました。
新鳥栖~武雄温泉間は予定ルートすら決まっていないという困難な状況の中で、見切り発車での開業となりました。しかしそれでも在来線のリレー特急との相乗効果で、長崎市、諫早市、島原へは心理的に少し近くなったのは事実です(まぁ、乗り換えが面倒くさいのですが)。
かく言う私も開業2日目の9月24日(土)、西九州新幹線に乗るために在来線特急を乗り継いできました。小倉駅からソニック、博多駅から
リレーかもめ21号(787系)に乗車し、武雄温泉駅へ。
11:58、在来線特急・リレーかもめ21号は予定より3分遅れで武雄温泉駅に到着。ここから
隣のホームに停車中の新幹線にすぐ乗り継ぎます。これは非常に便利。1分足らずで乗り継ぎが完了します。2011年3月までの新八代駅と一緒ですね。
新幹線かもめ21号は、遅れていたリレーかもめ21号の到着を待っていたため、定刻より3分遅れで武雄温泉駅を出発。でも出発が遅れたという不満を吹き飛ばしてくれるほど、新幹線の車内は快適でした。
新幹線は30分ほどで
終点・長崎駅に到着。
長崎駅にて下車後、ホームの武雄温泉寄りまで行って先頭車両を撮影。
12:29着 長崎止まり(かもめ21号) 12番のりば
まさか
生まれて初めて乗ったN700Sが、東海道・山陽新幹線のではなく、
西九州新幹線のものだったとは私も予想外でした。
5号車(自由席)に乗車。
新車の香りがプンプンしました。自由席車両では
黄色い座席が特徴。リクライニングすると座面も動きます。これは自由席でも快適ですね。
織田信長の時代あたりの南蛮屛風をイメージした広告。長崎県はもとより
九州は16世紀からヨーロッパの国々との縁が深い地域でもあります。安土桃山時代にはスペイン、ポルトガル。江戸時代初期はイギリス。中期~後期はオランダ。19世紀初頭にはロシア(レザノフ)。様々なヨーロッパの国々と深く関わってきたのですね。
長崎駅(新幹線のりば)の駅名標。
長崎駅は前回(3年前)に来た時とは比べ物にならないくらい変わっていました。地上駅から高架橋駅に変わり、路面電車のりばへ通じる駅前広場は再開発のために空き地になっていました。将来的には新しい駅ビルが建設される予定です。
14:28着 長崎止まり(かもめ29号) 13番のりば