前回の
(その1)では、駅の中でも改札外の様子を紹介しました。
今回は、
ホームの様子を紹介します。
1か所しかない改札口からエレベーターまたは階段を上がると、ホームに出ます。この写真は、7番のりばから(駅の西口方面を)撮影したものです。西口には漁港や歓楽街があります。
さて、3つあるホームを詳しく見ていきましょう。
3・4番のりば
3・4番のりばは
降車専用ホームです。山陽本線、山陰本線で下関止まりの列車は、ここで乗客を降ろした後、回送列車として車庫に入っていきます。
そもそもなぜホームが「3番のりば」から始まっているのか?それは、
3番のりばの東側にある線路(貨物列車が走る通過線)を1番線、機回し線(機関車が移動するための線路)を2番線とカウントしているからです。同様の事例が近鉄電車でも見られます。例えば、ホームのない通過線を1番線とし、ホームある2番線では「2番のりば」と案内するパターンです。
かつては、山陽本線、山陰本線からJR九州管内へ直通する列車が、乗り降りのために使用していましたが、
現在はこのホームから乗れる列車は(今のところ)ありません。
6・7番のりば
(左)6番のりばは、山陽本線(新山口、徳山方面)。
(右)7番のりばは、九州方面のホームです。
ここ、下関駅から山陽本線では、最長で岩国駅まで行くことができます。文字通り、
山口県の西端から東端へと移動します。ただ、山陽本線の普通列車は、日中は毎時1~2往復しかありません。しかも約半分は下関市近郊の小月止まり。岩国まで行く列車は毎時1往復ぐらいです。
8・9番のりば
(左)
8番のりばは、九州方面のホームですが、7番のりばと比べると使用頻度は非常に少ないです。現在は定期列車が発着しない空白の時間帯が約9時間もあります。
(右)9番のりばは、山陰本線、長門市方面のホームです。2両編成の気動車が発着します。大半は、下関市北部の近郊の駅、小串駅止まりの列車です。
最後に。
下関駅の北側。神戸方面を望みます。
かつてはこの駅から多数の寝台列車が東京に向けて出発していました。