2008/10/14(火)17:29
まだまだ続く、株価下落の余波
世界的信用収縮が起きていることは確かだが、いわゆる経済恐慌とは様相を異にしている。
一国経済単位であれば恐慌も考えられるが、まだまだ供給不足の振興国があるので、株価や債券の利回りに連動した経済収縮にはつながっていない。
「世界恐慌始まる」的な論調もでているので、生保の含み損も気にする向きは増える。
生保の難しいところは長期性の保険契約の場合、解約することが最良の選択肢とは限らないことだ。
長期契約の場合も多い生保の「含み損」だけとらえて、一喜一憂するのもいかがなものかと思う。
健康状態によっては、解約すると新規加入不能な場合もある。
公的年金の含み損も同様。
不安を煽る以外の効果が見出しにくい。
生保危機が再燃してきたゾ!
大手9社中4社が含み損
(2008年10月12日 livedoorニュース)
【生保大手の含み損益ゼロ水準】
◇生保名/日経平均株価
◆明治安田生命/7400円
◆日本生命/7600円
◆大同生命/8000円
◆太陽生命/8270円
◆第一生命/8800円
◆富国生命/9300円
◆三井生命/9400円
◆住友生命/1万400円
◆朝日生命/1万2750円
(日刊ゲンダイ2008年10月9日掲載)
6大銀行含み損1000億円
(2008年10月12日 livedoorニュース)
株価が上がっても修正記事が出ることは無い!
日経平均終値1,171円高の9,447円
…史上最大の上昇率
(2008年10月14日 読売新聞)
米国の「借金時計」が桁不足
応急処置で表示
(WIRED VISION)
10兆ドルの大台を超えたため桁が足りなくなったそうな。
米国政府の公的債務の表示だけで桁不足となったということだが、アメリカがドルの威信で世界中にしている借金を加えたらどうなるのだろう。
「世界経済の安定」、繁栄、「世界の警察としてのアメリカの統治」が幻想であることが明らかになるだけなのだろうか。
日本の借金時計ブログパーツ
メタボのおじさんの体重や住宅ローンの残高、公的機関の借金と違い、株価は一気に下落することがある。