カテゴリ:自動車
2024年2月、日野自動車、ダイハツ、豊田自動織機で起きた国の認証不正再発防止に向けてトヨタは、グループの責任者である同社会長の豊田章男氏が中心となり、トヨタと日野自動車、ダイハツ、豊田織機を加えて、法規認証をテーマとした「トヨタ生産方式(TPS)自主研究会」を立ち上げた。 6月3日、トヨタ自動車、ホンダ、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機の5社は新車の認証試験で不正が確認されたと発表した。 6月4日、国交省は、認証不正の事実関係を確認するためトヨタ本社で立ち入り検査を行っていて、検査の結果を踏まえて厳正に対処するとしています トヨタ自動車は、この問題で生産を停止している「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」それに「ヤリスクロス」の現行の3車種について、7月末まで生産停止を継続することを明らかにした。 さらに、「クラウン」シリーズの新型車「エステート」の生産開始や発売を延期したと明らかにした。 不正問題受け、認証取得見送り 共同通信 2024年6月14日 18時2分 トヨタ自動車は14日、高級車「クラウン」シリーズの新型車「エステート」の生産開始や発売を延期したと明らかにした。車の大量生産に必要な「型式指定」を巡る認証不正を踏まえ「トヨタとして新規の認証取得を見送っているため」と説明している。7月下旬の発売を予定していたが、後ろ倒しする。新たな発売時期は未定。 エステートは新型クラウンの4車種目。大型SUVで、従来にはないデザインが話題となっている。発売を23年度内としていたが、商品の作り込みを理由に発売が遅れていた。 「新しい」認証取得の業務マニュアルは、国交省の検査の指摘事項についての対応策が完了してから、ということになり、TPS(トヨタ生産方式)の本家でも自分で生産、販売計画を定めることはできない。
同様の状況が、先行するトヨタの後に、ホンダ、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機が続く。 国は国が定めた基準より厳しい基準で試験しても「不正」とする。 国交省の認証制度を改めないと、自動車産業の車体製造が海外移転することになり、製造業の空洞化がすすみそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月19日 06時00分14秒
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