テーマ:マレーシア(20)
カテゴリ:経済
イスカンダルは古代マケドニア王国のアレクサンドロス大王を指すアラビア語・ペルシア語表記であり、宇宙戦艦ヤマトに登場するスターシャとサーシャの姉妹が暮らす架空の惑星の名でもある。 下記の記事のイスカンダル計画は2006年にスタートした、マレーシア南端部のジョホール州を開発する巨大プロジェクト。 2025年までに2217平方キロメートル (東京都とほぼ同じ面積、シンガポールの約3倍) のジョホール州を約10兆円かけて開発し、2005年時点で130万人だった人口を2025年には300万人にまで増やす壮大な計画。 イスカンダル地区は5つの地区に区分され、それぞれの特色を出しながら開発が進められる。 5つのコア産業には電気電子、石油化学、食料加工、物流、観光が指定されている。 マレーシアの開発計画だがシンガポールも一貫して支援してきた。 三井物産は開発のいったんを担い、都市を開発するマスターデベロッパーとして、東京の中央区に匹敵する広大な土地に、学校、住宅、病院、ホテル、オフィス、レジャー施設などの建設をすすめている。 200万人を集客するレゴランドも開園している。 中高年が移住したい年No.1も連続して獲得。 パナソニック、イオンモール、IMAGICA、岩谷産業、大日本塗料 、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、平田機工など数々の日本企業が進出済み。 マレーシア第2の都市・ =午堂登紀雄 2016年11月10日 MONEY VOICE …(略)… 2012年に現地不動産を購入、高まる疑念 私は2012年初頭にマレーシア・ジョホールバル(以下JB)にて不動産を購入しました。 その理由は、現在進められているイスカンダル計画によって一大都市圏が開発され、人口が増加し、不動産価格が上昇してキャピタルゲインが得られる期待があったからです。 しかしあれから約5年、2016年も終わろうとしている現在、当時の判断は半分間違っていたのではないかという疑念を抱いています。 それは、不動産価格が上昇するどころか、JBは廃墟の街になりそうな懸念があるからです。 …(略)… 中国や日本からの投資も順調に流れ込み、企業の設立が進んでいるのに何が問題なのか。 記事の筆者の唱える廃墟化の懸念は、供給過剰から生じている。 生活インフラが整わない環境にコンドミニアムが乱立してる。 しかも高級路線の住宅ばかりが供給され、現地の需要とマッチしていない。 ということで、ゴーストタウン化する恐れを抱いている。 立派な市街に住む人は僅か、まさしく中国の鬼城(ゴーストタウン)の姿目に浮かぶ。 投資に流行った人々が招いたことではあるが、実にじつに無駄なこと。 イスカンダル計画は長い期間を前提にして着実に進んでいる。 不動産バブルは余計な付属物。 講演、スクール事業を生業とする会社の代表取締役、午堂登紀雄氏も躓いた、合成の誤謬。 引きの早さを慧眼とすべきか。
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最終更新日
2018年12月08日 18時39分03秒
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