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2017/12/11(月)16:00

サークルK、サンクスのファミマへの統合、3000店、達成

経済(440)

   2004年から2016年までサークルKとサンクスは、各々の ブランド、チェーンを展開していた。 ITシステム統合もできていなかったと聞いている。 そしてファミマが覆いかぶさった。 大が小を飲み込むような単純な吸収合併とはしなかった。 統合は慎重に、だが全速力でなされた。 コンビニ業界の覇者となるために。      ​​ サークルKは1979年、ユニー株式会社がプロジェクトを立 ち上げ、米サークルK(アリゾナ州フェニックス市)、同年 12月8日にライセンス契約を締結した。 1980年3月、第1号店(島田店)を愛知県名古屋市天白区大根町に開店。 サンクスは1980年、株式会社長崎屋の出資に設立された。 同年11月に第1号店(八幡店)を宮城県仙台市青葉区八幡(はちまん)一丁目に開店(現在は閉店)。 2004年9月、 サークルKサンクス誕生。 株式会社シーアンドエス、および株式会社サンクスアンド アソシエイツを吸収合併し、商号を株式会社サークルKサン クスに変更。      ​​ 2016年9月、サークルKサンクスがファミリーマートに統合。 親会社ユニーグループ・ホールディングスがファミリーマー ト(初代法人)に吸収合併されると同時にあわせて、ファミリ ーマート(初代法人)のコンビニエンスストア事業を吸収分割 により承継し、商号を株式会社ファミリーマート(二代目)に 改め、本社・本店を東京都豊島区へ移転。 ブランド統合が始まった。 看板の架け替えだけでなく、運営システム統合を伴うビジネスモデルの統合であり、商品、物流システムの統廃合。 単純にサークルKサンクスを廃止するのではなく、ファミマとサークルKとサンクスを3者勘案して統廃合している。 うちの近くもファミマでやってた店がなくなった。      ​​​ ​「サークルK」「サンクス」からファミマへのブランド転換​ 3000店達成 2017年12月3日 財経新聞■世界でも例を見ない大規模なブランド転換へ ファミリーマートは、2016年9月に「サークルK」「サンクス」のブランド転換を開始し、2017年7月には当初の計画より約1カ月早い開始から10カ月で、2,000店を達成していた。 その後も、毎月約200店のペースで、着実にブランド転換を進め、今回、1年2カ月で3,000店達成となった。■ブランド転換後 「サークルK」「サンクス」からファミリーマートへブラン ド転換をした店舗は、マルチメディア末端「Famiポート」の 設置、サービス商材の取扱い、店内で飲食ができるイートンインスペースの設置などを導入し、ファミリーマートの強みを取り入れた。 ファミマで人気の高い中食商品のサンドイッチやパスタ、ファミチキや挽きたてコーヒー「FAMIMA CAFÉ」といった代表的なファストフーズが伸びている。■商品統合・物流拠点の統合は完了 店舗のブランド転換開始とともに、生産工程や業務に関しても、協業パートナーも含めて、消費者の手に届くまでの全体の構造改革を進めている。 商品の統合は、2017年2月末に、物流拠点の統合は2017年6月末に完了。 商品統合では、ファミマの看板商品「ファミチキ」「FAMIMA CAFÉ」のフラッペシリーズなどを、「サークルK」「サンクス」に導入。 「サークルK」「サンクス」で好評を得た「濃厚焼きチーズタルト」「焼きとり」シリーズをファミリーマートで販売し、 各店舗の強みを活かした商品を展開している。 物流拠点の統合に関しても、効率的な配送と物流コストの削減が可能となり、トラック台数の削減や排出CO2の削減もできるなど、多くの効果が期待できるという。 …(略)…     ​​【ミニカー】 個人的に最も気になるのはサークルKサンクス独自企画の ミニカー(京商製)。 F1、ポルシェ、フェラーリなどをブラインドボックス方式 で販売。 2016年現在は市販車が約700円、レース仕様車が900円前後。 製作数の関係から、国内全国展開は困難とみている。      ​​

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