2018/04/07(土)16:00
バッテリーの制御 潜水艦とスマホとEVの共通点
通常動力潜水艦とスマートフォンの共通点の記事があったが、EV(電気自動車)もその中に入れてもら
おう。 バッテリーに蓄積された限られた電力をいかに効率的に使用するかという努力の方向性は同じ。 潜水艦とスマホの悩ましい共通点 静かにしたい潜水艦は増える電力消費にどう対処? 石動竜仁(Webライター) 2018.03.24 乗りものニュース …(略)… 原子力潜水艦は外気を取り入れずともばく大な電力を生み出せますので、長時間の潜行が可能です。 一方、バッテリーに蓄えた電気を使ってモーターで航行する通常動力潜水艦は、原子力潜水艦と比べて静粛性、隠密性に優れていますが、バッテリーを充電するには、浮上するか、シュノーケルによって大気を取り入れ、ディーゼルエンジンを動かして発電する必要があります。 海面近くにまで出てディーゼルエンジンを動かすというのは、静粛性に優れる通常動力潜水艦にとって望ましいものではありません。 このため、通常動力潜水艦の指揮には電力消費とバッテリー残量の厳密な計算が必要になります。以前、海上自衛隊の元潜水艦艦長の方が、「私はスマート
フォンを使っていても、バッテリー残量を20%切ら
せたことはない」と仰っていたのを聞いたことがあり
ますが、これはいかに電力消費をコントロールし、
バッテリー残量を見通すことが、通常動力潜水艦に
重要であるかを物語るエピソードかもしれません。 …(略)… 3者いずれも、バッテリーの残量が気になる点は
同じ。 何に優先して電力を使うかはそれぞれ。 EVが航続距離を伸ばそうとするなら、電池、モ
ーター、補機類の性能・効率向上は当然。 持てる性能を最大限引き出すことも技術。 テスラは個々のセルのバッテリー残量の制御や
バッテリーの温度管理(水冷式)を行なって航続
距離を飛躍的に伸ばしている。 テスラEVのバッテリーが高寿命である理由 28.07.2017 グローバルリスクコミュニケーション
TrendsWatcher この技術はモデルSなどには使用されているが、低価格の量産車モデル3に同様に導入されているかは、分からない。