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2020/12/24(木)06:00

謎のモノリス、世界各地に出現

寺社、パワースポット、予言(234)

​​​​ スタンリー・キューブリック監督のSF劇場版映画『2001年宇宙の旅』シリーズでは、石柱状の謎の物体「モノリス」が注目を浴びた。         ​​​ 「モノリス( monolith )」とは、「ひとつの、または孤立した岩」という意味のギリシャ語から派生したラテン語に由来する普通名詞。  石柱、記念碑、オベリスク等の人工物、およびウルル(エアーズロック)、ストーン・マウンテンなどの巨石を指した。  映画に登場したモノリスの表面はなめらかで、色は基本的に黒。  形状は四角柱で各辺の比は1:4:9。  素材は硬質で、どんな物質で出来ているのかは不明。         ​​ コロナ禍の社会不安を反映するかのように世界各地に金属製と思われる「謎のモノリス」が出現している。         ​​ 米砂漠で謎の「モノリス」発見 ​正体めぐり奇説飛び交う​ 2020年11月25日 AFPBBニュース 発信地:ロサンゼルス/米国 [ 米国 北米 ]​ 米西部ユタ州南部の砂漠地帯で正体不明の金属製柱が見つかり、世界中の未確認飛行物体(UFO)ハンターや陰謀論者、映画監督スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)氏のファンらの想像力をかきたてている。 柱は三角柱の形状で、赤い岩の地面から高さ約3.6メートルにわたり突き出している。  地元当局が18日、上空からオオツノヒツジの頭数を数えていた際に発見した。 調査のために着陸したユタ州公安局の職員らは、「地面に建てられた金属製のモノリス」を発見したものの、誰が建てたかを示すものは見つけられなかったという。  公安局は23日の発表で、「許可なしに連邦当局の管理する公有地に構造物または芸術作品を設置することは、どの惑星から来ていても違法だ」と冗談を交えて指摘した。 柱発見のニュースはすぐにインターネット上で拡散。キューブリック監督の名作SF映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』に登場する奇妙な物体「モノリス」に似ているとの投稿が相次いだ。  映画では、地球外からやってきたこの物体により人類の進化が飛躍したという筋書きとなっている。   ― 引用終り ―        ​​  11月27日、地元当局は、「正体不明の一味」によって柱が持ち去られたとする「信頼できる報告」を受けたと発表。  当局自体は「個人の所有物とみられる構造物を撤去していない」としている。  モノリスは突然出現し、突然消え去った。          ​​  12月2日、ルーマニア北部ピアトラニャムツの丘に高さ4mの金属製の柱が出現した。  12月6日、英イングランド南部ワイト島のコンプトンビーチ、上部がピラミッド状になった金属製のオベリスクが見つかった。  欧米各地で最近発見された金属製の「モノリス」の発見の報が続発している。         ​​ 【図解】 ​謎のモノリスが出現した場所​ AFPBBニュース         ​​  何やらミステリーサークルを連想させるこのブームは、日本には上陸しないようだ。  英国のロックバンド、レッド・ツェッペリンのLPアルバム「プレゼンス」の白を基調とした見開きジャケットの表裏あわせて4面に、10枚の写真が配置されている。  1950年代のアメリカを想起させる日常的な情景をとらえた写真中に、映画『2001年宇宙の旅』のモノリスを連想させる漆黒の物体が写り込んで調和を乱している。  これは「バンドのパワーと存在感 (Presence)」というテーマを視覚化したもの。  世界各地のモノリスの作者は「テーマを発表しないことをテーマ」としたのだろうか。​ ​​​

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