米、経済不況とハイブリッド乗用車
日本の新車販売の不振はアメリカから日本国内に飛び火した。 短期雇用労働者を中心に雇用を急激に削減し、賃金カットまで始まっている状況を見る限り、内需の回復の兆しはない。 将来が心配なので買い替えを控えている。 丈夫で長持ちな国産車は、買い替え需要が大きく冷え込んでいる。 新車販売27.9%減 6カ月連続前年割れ (2009年2月2日 共同通信) 日本自動車販売協会連合会(自販連)が2日発表した1月の新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同月比27.9%減の17万4,281台と、6カ月連続で前年実績を下回った。 調査を始めた68年以降で1月としては最大の下落率となり、台数は72年1月(16万8,110台)以来の低水準。昨年11月から3カ月連続で20%超の大幅な前年割れとなっており、自販連は「深刻の度合いを深めている」としている。 12月新車販売は前年比-22.3% 5ヵ月連続減=自販連 (2009年1月5日 ロイター) 日本自動車販売協会連合会(自販連)が5日発表した12月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)は前年比22.3%減の18万3,549台となり、5カ月連続で前年実績を下回った。08年1-12月の販売台数は前年比6.5%減の321万2,342台だった。 主要各社別にみると、12月はトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)(レクサス除く)が前年比17.1%減の7万5,752台で5カ月連続減、日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)(軽除く)が同21.8%減の2万6,934台で5カ月連続減、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)(軽除く)が同25.3%減の2万7,505台で2カ月連続減だった。 08年1-12月はトヨタが前年比7%減の144万3,335台、日産が同5.8%減の53万7,553台、ホンダが同6.4%増の42万3,628台だった。 明日はインサイトの発表日。 ホンダも本腰を入れてハイブリッド車の市場に参入。 ハイブリッド車は自動車業界、起死回生の一打となるだろうか? 日本国内でもハイブリッド車の普及が拡大する可能性が大きくなった。 届出車である軽以外の登録車は全体マーケット以上に厳しい環境が続いていた。 登録車の比率が下げ止まる契機にもなるかもしれない。 ホンダ「インサイト」&トヨタ「プリウス」 新型ハイブリッドカーを北米で披露 (2009年1月14日 日経トレンディネット) ●インサイトは2月5日発表、2月6日発売。 ●新型プリウスは5月中旬販売予定。LEXUSブランドのハイブリッド専用車はHs250hは日本では夏ごろに販売予定。