カテゴリ:旅
先日、山梨県北杜市の清春白樺美術館へ行きました。
人間国宝の善竹十郎さんの狂言を観ました。 満開の桜をバックに、『以呂波』と『二人大名』。 初めて狂言をliveで観たのですが、 一見なにげない動きの美しさに魅せられました。 美術館では『ルオーと白樺派の作家たち展』を鑑賞。 「ルオーは飽きちゃうの。私はレンブラントのほうが好き。」 と知人。 確かに宗教画家、ジョルジョ・ルオーは絵画もステンドグラスのように、 黒い”線”があります。 透かして見ることができたなら、裏から見ても成り立っちゃうのでは?という感じの絵。 それは力強さと集中を生み出している感じがしました。 広がり、ではないな。 武者小路実篤は、ルオーを敬愛していたそうです。 「彼の画に出ている神秘の味は僕には不思議に見える。 僕はこの感じを色彩そのものでも、 実に不思議に生かされている点に僕は実に驚かされている」 と述べています。 5月21日からは汐留美術館でも展覧会が開かれるようです。 芸術鑑賞の後は、 清春芸術村内の冬声庵でお食事。 煮貝という食べ物が、山梨の名産品だということを初めて知りました。 山ですから、その昔、貴重だった海産物の中でもあわびを、 おしょうゆ漬けにして輸送していたそうです。 煮貝の炊き込みご飯。 うっとりしてしまう美味しさでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.19 00:48:58
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