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ずっと行ってみたかったんです。
伊勢神宮へ。

江戸時代の人々が、
「一生に一度は伊勢参り」
と憧れた伊勢とはいったいなんなのかを
知りたかったんです。

大阪から近鉄特急で2時間弱。
まずは外宮(げくう)へ。
豊受大御神(とようけのおおみかみ)という農業をはじめ諸産業をつかさどる神を奉った神社です。
まずは鳥居からの参道がすごく気持ちいいのです。
両脇の木々が空を覆い隠すように広がっていますが、その背がとても高いので、
空間はたっぷりあります。
枝葉の間から差し込む木漏れ日も、長く長く地に向かって伸びています。

そして驚くほどあっという間に御正殿(ごしょうでん)へ。
分社?と思うほどに、シンプルなつくりなので、
それが正宮だとは思わなかったのです。

なんの色もない素木(しらき)造りに、清さと原始的な力強さを感じました。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀った内宮(ないくう)の正宮も基本的には同じつくりでしたが、御手洗場(みたらし)と言われる五十鈴川の河岸が静かに大きく存在していました。
この御手洗場は禊(みそ)ぎの為、参拝の前に身を清めたところで、現在でも清流の水で口をすすぎ、手を洗い清める習慣は残っているそうです。
時間があれば、ずっとここにいたいなと思いました。

伊勢神宮の感想は、
とにかく気持ちいいということ。
気持ちいいの「気」が体に入ってゆく気がしました。
穢れは、汚れのことではなく気枯れのことだそうです。
伊勢で穢れを落としたぞってな感じです。

そして式年遷宮という20年毎に御正殿(ごしょうでん)をはじめ
神宮すべての神殿や神宝を新しく作り替える神事がおよそ1300年にわたって続けられていることは知っていましたが、神宮のすぐ隣にそのための宮地が用意されているとは知りませんでした。
それはなんとも不思議な感じです。
20年ごとに神様はお引越しされるわけです。
隣の土地へ。

ということは、今度の式年遷宮のあとに来れば、
このとなりの土地に向かって手を合わせることになるわけです。
今は、なにもないその土地へ。

それはなんだかくらくらしてしまう不思議な感覚でした。

神様って何だ?

人々が8年もかけて式年遷宮を行う、
その思いそのものが、
神なんじゃないか?
そんな気がしました。
(20年に1度のお引越しですが、その引越しには8年かかるのだそうです。)

また今度いつ行けるかわからないけれど、
次の2013年の式年遷宮のあと、また行ってみたいなあ。
今度はお隣に引っ越したばかりの、きれいな正宮にいる神様を拝むのだ。








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Last updated  2006.05.19 00:50:57
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