カテゴリ:旅
これはElefant stationという、つまりは象に乗り降りする場所から撮った写真です。 初めて乗った象の背中は、ゆったゆったという言葉がぴったりの乗り心地でした。 私が乗った象は、道草好きで、すぐにその辺の草を食べようとしては立ち止まり、 本来なら15分のところ、たっぷり時間をかけて歩いてくれました。 象使いのお兄さんは、困っていましたが、私にとっては大歓迎の道草。 あ。今思ったけれど、まさに道草ですね! さて、その象使いのお兄さんが、何か、笹のようなものを引き裂いて、 手作業をしているなというのは、背中越しに見て取れたのですが、 象から降りたときにそれは判明しました。 これを作っていたのです。 つけてみるとサイズもぴったり。 思わぬプレゼントが本当に嬉しくて、 自分でもその嬉しさの大きさに驚いたほどでした。 あのゆっさゆっさの上で、象を使いながら作ってくれた緑のリング。 きっと他の象使いの人もサービスでやっていることなのだろうし、 もしかしたらチップ欲しさにやってくれていることなのかもしれないけれど、 なにか手作りのものをいただくのって、こんなに嬉しいことなんだなあと思いました。 チップを渡そうかどうしようか、迷ったのだけれど、 このリングをお金に等価してしまいたくなくて、 あえて渡しませんでした。 チップを渡してしまうと、この嬉しさが小さなさみしさに変わってしまう気がしたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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