日経平均先物での売買システム、ストラテジーで高い勝率を目指すことは可能か？
答えはＹｅｓ
もちろん「高い」と言うのがどの程度の数字かにもよりますが、９０％以上でオッケイならＹｅｓ、９５％でもＹｅｓ、１００％ではＮｏ。
まぁがんじがらめのフィルタを設定すれば検証結果で１００％になるものを見つける事は出来ますが、それではあまり意味が無い。

ではその勝率９０％以上のシステムとは？という事になりますが、結論から言いますとそのシステムで売買した場合の収益はマイナスになる。という事。（小さいプラスになるものもあった）

９０％以上もの勝率で何故マイナスになるのか？それは小さく稼いで大きくヤラレるシステムだからです。
ディトレで勝率を上げようとすると、どうしても利食いの設定が小さくなります。最悪の場合は１０円抜き。これは自分自身の経験からですが、例え１０円でも１００％は勝てない、負けが入る。しかも検証で勝率を上げようとすると不出来前引けや大引け返済でのロスカットになります。負けた時は何十回分というものを吐き出す事になるでしょうし、個人的には１０円抜き実行中に１００円以上のドローダウンがあっては持ちません。でも１０円抜こうとして１００円以上負けた事はある(--;

という事で、高勝率のシステムというのは存在しますが、それはきっと１０円や２０円抜きと言ったシステムで、利益に見合った明確な損切りを設定すると勝率も下がってしまうと言ったものになってしまうと思います。
高い勝率に惑わされてはいけない、と思う私でした。

日経２２５先物研究所