山本球の『球音日記』

こんばんは！

帰ってきました、北海道へ！

そして、その間についに２度目の１０万アクセス達成しました！今年の目標をとりあえず一つ達成です！

ワー！ワー！と、一人で喜んでみたりして。まぁ、通過点ではありますが累計約２０万アクセスと言う事になるわけです！本当に来て頂いた全ての方へ感謝申し上げます！

これからも、野球の話以外は何もない『球音日記』ですが頑張って更新していくのでご愛顧宜しくお願いいたします。

さて、今回の関西遠征ですがかなり充実した物となりました！

甲子園での熱闘を堪能したのはもちろん、大阪の巨大水族館・海遊館も見ることができましたし、ブログをリンクしてくださっているかずめさんともお会いすることが出来ました！楽しいお話と美味しいお好み焼き本当にありがとうございました！

そんなわけで、濃密な３日間を過ごすことが出来ました。

野球に限って話をすると、良い投手が多いなぁと思いました。

今回僕が確認した中で最速は１４５キロをマークした大垣日大の森田投手と帝京の高島投手。森田投手は堂々たるマウンド捌きを見せてくれました。変化球とかは席の関係でなかなか確認できませんでしたがそれでも、ストライク先行で本当に大崩れしない良い投手だなぁと、思いました。高島投手はコントロールがアバウトですね。良い時はむちゃくちゃ良いですけど悪いときはもの凄い悪い。これが、イニング毎に変わるのだから起用する側は困りますよね。来年はエースを背負う事になるのでしょうが、もう少し安定感を身に付けて欲しいです、でなければ、今年の大田投手と同じ運命を辿る事になるでしょう。
そして、僕が驚いたのが新潟明訓の永井投手！良いじゃないですか！新潟県勢夏２勝を挙げたと言う実力はフロックでは無いことを証明してくれましたね。ストレートの球質は森田投手と比べても遜色ないですし、球種は多いですし。ただ、器用貧乏な感じはします。一つ必殺球として磨いていけば、とんでもない投手になりますよ！永井投手は。シンカー系のボールを個人的には磨いて将来はプロへ！君ならプロで活躍できる！
駒苫をやぶった広陵の野村投手は派手さは無いですが、堅実な投手ですね。尻上がりって言うのは彼のことを言うんでしょうね。三振にもこだわり無さそうだし、こういうタイプの投手ほど術中にはまればはまっちゃうんですよね。変化球もコレ！と言うものは無いのですが低めにしっかり決めてますし。プロへと言うよりは、社会人で長年投げ続けられそうな投手です。
あとは、一躍脚光を浴びてますが、佐賀北の久保投手は不思議な投手ですね。スライダーと１３０キロ台中盤の速球のコンビネーションが彼の生命線なのですが、あれよあれよという間に何故か抑えてるんですよね。遠目で見てるから凄さが伝わらなかっただけなのでしょうか？楊志館の甲斐投手も右投手の中ではキラリと光っていました！しかし、時間の関係で今治西の熊代投手を見られなかったのは残念です。

左の中ではなんといっても日南学園の有馬投手ですね！彼はもっとボールを制御できればワンランク上の投球が出来ますね。まだ二年生！中崎投手と切磋琢磨して伸びていって欲しいです。左腕と言えば常葉菊川の田中投手ですが、あんな投球をしていたら大垣日大に簡単に捉えられてしまうでしょうね。死球が多過ぎでした。ボールにもキレが無いし・・・。むしろ、二年生の戸狩投手のほうが良いかもしれません先発は。

野手の中で一際目立っていたのが帝京の中村選手ですね。ゴジラの再来なんて触れ込みでしたけど、彼の一番の持ち味は柔らかいバッティングですね！どのコースにも対応できて広角に打ち分けることが出来る。さらに俊足ときてるから無駄に走者として歩かせるわけにもいかない。上のレベルでどんな選手になるか楽しみな選手です。松中選手のような選手になれるかもしれませんね！
佐賀北の副島選手も良い打者ですね。あの垣ヶ原投手の代わり端を本塁打にするなんて・・・。これで大会２号。彼は佐賀北旋風を支える一人ですよね！

そのほかで気になったのは帝京の上原選手の守備ですよね。彼は守備だけでもメシが喰えるんじゃないでしょうか？派手なファインプレーよりも僕が注目したのは普通のゴロを捕ってから投げるまでのスピード。早いし、綺麗です。華麗な守備と言うのは彼のようなことを言うんだなぁと思いました。大学かな？下級生からベンチ入りできると思います。打撃を磨いたら中日の荒木選手や横浜の仁志選手のような選手になれると思います。

あと、意外と良いなぁと思ったのは新潟明訓の栗山選手。６番打者ですけどスイングがしなやかなんですよね。それと、三塁の守備も良いし。少し追っかけてみたい選手です。

まぁ、目に留まった選手はこんなものかな。忘れてるだけかもしれませんけど。

それにしても！今日観戦した帝京－佐賀北は凄まじい試合でしたね！特に５回以降のゼロ行進はかなり見応えがありました！ファインプレーの連発にスタンドは大盛り上がり！

しかし、敵味方関わらずファインプレーをした選手を讃えるあの雰囲気は素晴らしいですね！グワァッと球場全体に伝染していくように響く歓声は高校野球独特のものだと思います。

試合的には強打の帝京が延長戦に入ってからの攻撃が少し守りに入ってしまっていたなと言うのが気になりましたね。再三のチャンスをスクイズ失敗でフイにしてましたからね。あそこで強攻策に出ていたほうが佐賀北バッテリーとしては怖かったのではないかなと、想像してみたり。でも、前田監督としては１点でこの試合は十分だと言うこと思っていたんでしょうね。その１点を取ることの難しさも分っていたはず。それを分った上でのスクイズと言う選択だったはず。

最後は守備で流れを呼び込んだ佐賀北がそのリズムそのままの勢いで勝ちましたね！延長戦は裏の攻撃が有利だなぁと改めて痛感しました。表の攻めは難しいです。


動かない時は長打で決着が付くはずと言う持論を持っている僕、７回辺りから長打のある帝京・中村選手、佐賀北・副島選手をこの試合のカギを握るキープレーヤーとして注目していました。どんな場面で彼らに回すことが出来るか？本塁打だけじゃない。彼らの前に走者を置くことが一番得点しやすいパターンだと思ったからです。

バッテリーもそれがしっかり頭に入っているようでお互いのピンチの時には四球で歩かせたりしていましたね。

それともう一つ、前の回にファインプレーで乗っている選手を出すと流れがガラリと変わってくる。

１３回の佐賀北の攻撃はまさに言葉通りの展開になりましたよね。前のイニングでフェンスに激突しながらフライを捕球した馬場崎選手。それまではセーフティーを試み全く打てる気がしなかった彼のバットからヒットが出て流れが一気に佐賀北へ行ってしまったという感じ。

佐賀北は運もありますね。強打の帝京にあってスクイズを二度も選択したと言うことが大きかった。

甲子園は他にも多くの球児の熱い戦いを見せてくれた！残り日数わずかだけれど選手や関係者の皆さんには熱中症にならないよう注意してほしいなぁ。