NY 29万人失職へ!
世界大恐慌の震源地であるアメリカでは金融の中心地NYで2010年までに、全就業者のうち約8%に当たる29万人もの人々の失職が予想されている。そのみぞうゆうの荒波は、いずれ広大な太平洋を押し渡り、日本の津々浦々まで飲み込むのは時間の問題である。NY市で29万人失職か 10年までに、金融危機で 【ニューヨーク30日共同】ニューヨーク市のブルームバーグ市長は30日、金融危機の影響などで2008年後半から10年までに同市内の全就業者の7・8%に当たる約29万4000人が失職するとの厳しい見通しを示した。 08年9月の米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに、「ウォール街」の金融機関が相次いで大規模な人員削減に踏み切っているためで、法律事務所、不動産、サービス業など幅広い業界に波及する。 これに伴い、ニューヨーク市内での給与所得は、08年後半-10年に390億ドル減少し、10会計年度の税収は08年度比で13%減の約50億ドルも落ち込み、40億ドル規模の財政赤字となる見通し。 ブルームバーグ市長は警察官の人員抑制や福祉関連事業の見直しなどで支出カットを進める方針だが、「単独で市の財政問題を解決することはできない」として、米政府やニューヨーク州などの支援が必要となるとの考えを示した。2009/01/31 09:16 【共同通信】