カテゴリ:本・コミック
こないだのアニメをチラと見て(録画はし続けてるんですが)、やっぱハガレンって面白いなあと思い、リンが登場するあたりからのコミックを一気に読みあさりました。
嗚呼、この作品ほんとに痛くてキツくて救いようのない話も多々あるんですが、救いようのない悲しみがあるからこそ、そこから何かを学んだり、背負ったりして希望に繋げていくそれぞれの人物の成長がステキすぎて。 憎しみは憎しみの連鎖しか生まない戦争の中で、それぞれが『獣の道に堕ちてはいけない』と葛藤する姿がもう辛くてたまらんのですけど。 誰かが憎しみをどこかで止めなくては、それは永遠に続くのだからと、『許す』のではなく、『堪える』のだと。 24巻のエンヴィーを巡ってのロイ大佐もそうでした。 エド、ロイ大佐、スカー、リザ・・それぞれがいろんな行き場のない想いをぐるぐるしながらも、人の道を外してはいけないとロイ大佐を諭す場面は胸が苦しくて。 かつて敵だった人さえも味方につけてしまうエドってスゴイよな~。 味方っていうか、同じ目的の為に一時的に手を組んでるってな場合もあるけど、行動を共にしてるうちに妙に仲間意識というか連帯感みたいなのも生まれてくるわけで。 絆っていうのとはちょっと違うんだろうけど。 それぞれが抱える苦悩も、許せなくても理解できるわけで。 そういう作者の描き方も好きなんですが。 最期までヒトを羨んで自決したエンヴィーはやはり可哀相なコだったけど。(劇場版もね) 自ら死を選んだってことは、エドによって『理解』されたってことに救われたのだろうか。 エンヴィー・・本当は人間として生まれてきたかったんだよなぁ・・ラスト姉さんにしたって。 わたしはグリードを受け入れたリンが好きです。 ひとりの中に違う人格が住んでるっての、やっぱ魅力的だわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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