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2007年01月01日
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『楽俊&陽子の新春対談』

…新年明けましておめでとうございます。蓬莱では平成十九年、西暦2007年になりましたが、『常世』とは時間のずれがありまして、巧は眞緯五十八年、慶は赤楽二百七年になります。このようなことはご法度ですが、本日は元旦で『番外』なので、舞台裏も含めてイロイロお話をしていただこうと景王君・中嶋陽子さんと高王君・楽俊さんに傲霜の来楽飯店にお越しいただきました。今日はよろしくお願いします。
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
…では陽子さんから皆さんに。
「あけましておめでとうございます。原作では赤楽初年ですが、ここでは二百年余りになりました。どうも『千歳』まで行くようですが… 私がそこまで行くのかどうかわかりませんが、できるだけのことはするつもりです」
…では、楽俊さん。
「あけましておめでとうございます。故国に戻ることさえ難しいと思っていましたが、なぜか高王になってしまいました。半獣に対する反感を逸らし、隣国奏の動向に気をつけているうちに五十年余りも経ちました。最初の一山もどうにか乗り越えられた気がします。が、今後も見守っていてください」
…殆んど去年と同じようなお言葉ですが?
「仕方ないでしょう?常世の方では時が止まってしまって非常に困っているんです」
「そうだな。私もめっきり出番がない上、長期の休みだろう?何時になったら出番になるかと」
…ごほんごほん、すみません、ここの主のせいでして… あ、あとはお二人でよろしくお願いします。
「あ、逃げた(笑)」
「まぁ、仕方ないんじゃないか?時間がないとか叫んでいたようだけど?」
「けど、最近は私たちのじゃない話をしてるらしいぞ。時間がないにしてはおかしくないか?」
「ああ、勝手気ままにできるからじゃないか?こっちはそれなりに気を遣うらしい」
「気を遣う?あれで?」
「少なくとも蓬莱で普通に使われている言葉は使ってないだろう?それが使えなくて四苦八苦することも多いらしい。けど、別の時も常世風になるとか。大変みたいだよ」
「蓬莱風?ああ、確認とか統制とかを外来語で書くってわけか。常世風で困るというと?」
「手紙を書簡と書いたりそういったことみたいだね。老爺を爺さんと逆に捻ったりもしてるらしいけどね」
「老爺を爺さんというのは無理があるんじゃないか?こじ付けだと思うが」
「もちろんこじ付けだろうね。で、今日はどういうことを話題にする?」
「すっかり忘れている人のためのオサライをお願いしますと台本にはあるけど、楽俊は覚えているか?」
「半年以上あいてるからな。とりあえず資料とかも見比べていかないと… 去年の対談の時、平成四年が赤楽元年と言っていたから、今年は赤楽十六年かな?」
「赤楽十六年というと通部ができた年か?楽俊と夕暉で立ち上げたんだよな。何か遠い昔のような気分だな」
「記録によると蘭桂が任官したのが赤楽十七年だから来年か… そこから百九十年経っているとは…」
「去年の正月の時と比べても二十年は経っているからな。かなり激しい二十年だったと思うが」
「でもオサライはもう少し前からの方が良くないか?全部知っている人には言わずもがなだけど」
「それぞれの国ごとに見ていくか?うちの場合は…王はずっと私のままだな。麒麟も景麒だ。冢宰は浩瀚が退いて夕暉になった。夕暉は鈴と結婚したし、祥瓊は芳に帰って月渓と結婚した。桓堆は引退して麦州に帰ったけど、今は州師の面倒も見ている。遠甫は相変わらずだな。蘭桂は大司冦で…」
「蘭桂は大司冦から征州侯になったんじゃなかったっけ?」
「ああ、大司冦は光月になって、あの時金波宮に呼び戻して… あれ?今どうなっていたんだっけ?」
「雁が斃れて大変だったからね。蓬莱で「げんばく」にやられるなんで六太さんも…」
「その後まだ麒麟旗が揚っていないからな。雁が落ち着くまでは非常体制だったような… あとで確認しないと」
「雁の対岸の戴も大変なことになっていたよね。泰台輔の使令が暴走するなんて…」
「ああ、泰王だけでなく、戴に渡っていた虎嘯もな。夕暉はその喪に服して… あれ?」
「戴も麒麟旗が揚っていないよね。柳は頑丘さんが治めてるけど…」
「あちらも雁や戴の荒民で大変だろうな。その向うの恭は…」
「…何で睨むのかな?供王とは雁の官だった時からの知り合いだけど…」
「…親しいのよね?」
「…獣形になったら、だよ。普通のときはなんでもない。だから獣形にはならない」
「えぇ~~~??私の前だったらいいだろう?あのふかふかが…」
「陽子、慎みを持たないとダメだぞ。あれから二百年も経ってるというのに…」
「二百年経っても楽俊のふかふかは変わらないからな。新年くらいは…」
「ダメだ!まだ半分も行っていないだろう?芳は仮王の月渓さんと祥瓊が結婚して生まれた翔陽が峯王になった。あそこは王のいない時期が長かったからなぁ…」
「人が麒麟を殺した咎なのだろうか?同じように宗麟が殺められた奏も百年くらい王がいなかったよね」
「宗王には秀絡がなった。どうにか最初の十年は凌いだけど…」
「秀絡は楽俊の秘蔵っ子だろう?十歳くらいから育てたって」
「おいらが育てたんじゃなく、蒼月や春陽が育て上げたんだ。仕上げは延王にお願いしたし」
「蒼月も春陽も楽俊の教え子でしょう?秀絡は楽俊の孫弟子じゃない?」
「教え子って…通部や修部の官吏だよ」
「通部も修部も楽俊が作り上げたものだろう?お蔭で助かっている。ありがとう」
「うちも似たようなものを創ろうとしているけど… 何度も王が代わっているから大変なんだ。人材も枯渇してるし。一山超えても大変だな」
「巧の対岸の舜は前王が慶の呉渡育ちで、今度の王の夫君もその流れをくむんだよな?」
「ああ、前王渡海の妹の孫だったと思う。渡海の妹は今巧に来てもらっているが」
「配浪だろう?以前は呉渡で世話になった。今もその一族に営んでもらっている。鍛えるのにはいい場所だ」
「もとは舜の荒民施設だったのを蘭桂の細君になった髪按に整えてもらった。お蔭で舜との関係も良くなった」
「巧はもともと舜と良好な関係だろう?うちは塙王の関係で恨まれていたからな」
「あれは逆恨みだろう?胎果を汚らわしいと決め付けるのはちょっとな。自業自得だな」
「楽俊の生まれたときの王だろう?良いのか?」
「だからこそ厳しくもなる。自分と関係のないところなら甘くもなるが」
「…甘くなるところはないんじゃないか?」
「…かもな。ケッコウ関係ができていたからな。けど、範や才、漣は比較的疎遠だったな」
「何か理由が?」
「大国にはそれなりの人材を派遣して、そいつらにしっかり任せていたからな。奏は槙羅、範は庸賢、恭の白溪、柳の智照、雁の堅至。皆よくやってくれた」
「…誤魔化していないか?」
「…氾王君は苦手だったのは確かで、その先の才や漣は巧と舜とが壁になって南廻りではいけないからどうしてもな。その範も斃れ、まだ麒麟旗が揚っていない」
「私よりも先に王になった人は供王君だけになってしまったんだ。雅の人だったのに…」
「才は奏との関係で王が二度も斃れている。こないだ麒麟旗が揚って昇山したようだけど、結果は…知らされていたかな?」
「…それを私に聞くのか?情報は楽俊の担当だろう?」
「ちょっと疎遠な国なので… 漣は緑柱の女王とか噂されていたけど…」
「実際にはそうでもないんだろう?ケッコウ真面目そうに見えたぞ」
「秀絡の即位の式典の時に会っていたっけ。…で、一通りは見たと思うけど」
「これでオサライになったのかな?うちのことでもハッキリしていないこともあるからな。あとで確認しよう」
「ケッコウ記憶違いもあったようだし… おいらも記録を見ておかないと」
…あ、お疲れ様です。
「どこ行っていたんだ?顔が赤いぞ。御酒を聞し召していたのか?」
…え?そ、そんなことはありませんよ。お二人にお神酒の用意をさせていただいただけで…
「酒気だけで酔ったと申すか?下戸でもあるまいに。…まあいい、楽俊は…」
「どちらかといえば下戸に近いけどな。でも新年だから」
「では、みなの健康と健勝とを祈念して、乾杯!」
「乾杯!」
…では、これにてお開きにさせていただきます。景王君、高王君、今日はありがとうございました。
「いえ、こちらこそ」
「で、今度の出番はどうなっているんだ?」
…は?それは聞いていませんので… それでは皆さん、今年もよろしくお願いします。さようなら~~
「おい、ちょっと待て!逃げるな!」
「陽子、いいじゃないか、時期がくればお呼びが来る。のんびり待とう」
「だがな、楽俊…」
「とりあえず今日はのんびりしよう」
「ああ、そうだな」





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最終更新日  2007年01月01日 01時03分39秒
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