ある役者のつぶやき（送料無料市場）

２Dの吹き替え版を見ました。

いい映画ですね。


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冒頭の犬のしぐさのアニメーションが、
とても、リアルです。

そのため、ぐっと、
ストーリーに入っていけました。

ボルトの勘違いっぷり、
それを承知で、嘲笑し、上っ面を
取り繕う共演者
（友人面しておきながら、影で、
馬鹿にして笑っている輩と一緒ですね）。

勘違い犬のお話ですが、
本来の犬としての行為を教える
猫のミトンズの優しさ
（カツアゲで生計を立てていたのに、
優しさが、あったんですね。姐御です）。

一方、あくまで、ボルトを、
「スーパードッグ」と
周りが恥ずかしくなるくらいにまで、
盲目的に信じてくれる、
ハムスターのライノ。

そして、ボルトを
共演者としてでなく、
かけがえのない存在として
愛しているペニー。
ペニーを理解して見守る母親。

視聴者ばかり気にする
プロデューサーとの
板挟みになるディレクターや、
ボルトや、ペニーを、
仕事の道具にしか見ていない
マネージャーなど、
対比も面白かった。

ただ、子供には、
本当の意味を理解するには、
ちょっと難しいかもしれません。

よく子供向けの商品は、
子供ではなく、
子供の親をターゲットにしている、
と言われることもあるが、
この映画は、まさにそう思う。

自分が信じてやってきた仕事が、
誰にでも交換可能の、
たいしたことがない仕事だった、
としたら。

ただ、その中でも、
信じていた上司が、
業務上のつながり以上の
信頼を持ってくれている、
としたら。

ディズニーの
かわいらしい、キャラクターで
表現されてはいるが、
世知辛い世の中の風刺に
なっている、と思った。

「ボルト」とうい名前は、
「ボルト、ナットの仕組みで
組み込まれる街で爆弾にはなれない
(「Dreamin'」 BOOWY)」の
「ボルト」なのかもしれない。

（役名） 日本語吹き替え
（ボルト） 佐々木蔵之介
（ペニー） 白石涼子
（ミトンズ） 江角マキコ
（ライノ） 天野ひろゆき

また、明日。



ボルト