今年最後の能は付下げ小紋で 12℃ 晴れ 北2m
お日様があるとないとでは体感温度が全く違ってきますね。確かに前回よりも気温は高ったし、風も強くなかったけど、ショールだけあれば羽織なくても大丈夫だったかも。日没前に帰宅しましたしね。今年最後の能は【鷺】でした。シテは全身白づくめの衣装です。という事で・・白鷺のイメージでコーデしました。白鷺の羽のように見える柄の縮緬の長着。これは菊の花びらを扇にデザイン化したものだと思うけど、白鷺が舞う羽にも見えるでしょ?この長着は「大柄の小紋」「総柄の小紋」「付下げ小紋」「華やかな小紋」など色々と表現されます。小紋のルーツは武士が着用していた”小さな紋様が型紙によって染められたもの”です。最初の染め小紋は源義経の籠手(こて)の裏地だと言われています。現代では天地関係なく同じ模様が全体にあるものを小紋としているようですね。なので、何が正解というのはないと思いますが、私が所有している地味~な訪問着よりは華やかに見えるのは確実でしょう帯はこの時期にぴったりの、南天と刺繍のヒヨドリの名古屋帯。やはりここでも鳥つながりで、帯にも因み柄を持って来たかったのよね・・訪問着と袋帯の方も沢山いらっしゃいました。紬の方も。いつもより和装率が高くて眼福でございました。この日の中身はコットンソフトブラ、シルクタンクトップ、シルクショーツ、袖無双単衣長襦袢でした。この日も会場には暖房が入っていて終盤は少し暑いくらいでした。もし今季、袷の長襦袢が全く出番なかったら・・処分しようかなあ~。